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親を介護できない。介…

親を介護できない。介護したくない。そんなときの対処方法

色々な事情で介護できない人におすすめする方法です

更新日:

親を介護できない。介…

親と離れた場所に暮らしている、フルタイムの仕事が忙しい、子供がまだ小さい、独り身、、
様々な事情で、親や義理の親の介護ができないと考える人はたくさんいます。
しかし介護の仕組みはわかりにくいものです。
ここでは介護についての簡単な仕組みをご紹介します。

1 早いうちに役所と繋がっておく

介護される側は、自分が衰えていくのを認めたくないものです。
特に年齢を重ねるほど頑固になっていく人が大半です。
そこで本当に介護が必要になる前に、お世話する側が役所の介護保険課と交流しておくことが大事です。
要支援のしくみを親に説明して、「お得だ」と説得して認定の手続きをしてみましょう。
そこで認定されなければ、本人も自分がまだ若いと満足するはずです。
そのように役所の人やホームの人に慣れておけば、本当に必要になったときに拒否されにくくなります。

2 認知症は早めに気づく

認知症の初期症状は、わかりにくいものです。
本人も自分の間違えを認めなくなり、人に指摘されることを嫌がるようになります。
進んでいくと、家族や周りの人に自分のミスを隠します。
ここまで行くと病状がかなり進むまで気づくのが難しくなります。
ご飯の味がおかしい、同じことを何回も言う、疑心暗鬼がひどいなどがあれば、早めに病院へ連れていきましょう。
定期的な健康診断と言えば、拒まれにくいと思います。
認知症が進行し、ホームに行くことを嫌がる方はたくさんいます。
かなり重度であっても、無理やり入所させることは難しいです。
早めに気づいて投薬を受け、すこしずつ本人に認知症であることを自覚してもらうと、色々なサービスが受けやすくなります。

3 お金を工面する

親を介護できない。介…

自分で親を介護しないということは、お金がかかるということです。
自宅に来てもらうサービスも、何でもしてもらえる訳ではありません。
時間が決まっているので、オーバーした分は自費で払う必要が出てきます。
医療行為は時間制限がある上に、ひと月あたりの制限が厳しいのです。
また、要支援・要介護認定の時、元気にふるまうお年寄りが時々います。
そうすると、実際は要介護1でも要支援2にされてしまう可能性があります。
認定は中々変更してもらえない為、受けられるサービスが減り、自費で払う分が増えていくのです。
介護をしない=お金がかかる、と覚悟しましょう。

4 特養は早めに申し込む

特別養護老人ホームは、簡単に言うと無期限で安く入れる施設です。
サービスも充実していて、入所してしまえば介護する側が手続きすることがほとんど無いです。
そのため、どの地域でも入所を待っている方が何百人と居ます。
まだ健康な方でも申請している場合があるほどです。
入れる確率はかなり低いですが、申し込んでおいて損は無いです。

5 サービス付き高齢者向け住宅は最後の砦

親を介護できない。介…

今は「サ高住」と呼ばれているようですが、賃貸型の介護サービスの事です。
基本的に子供や親族など介護する側が全部手配する必要があります。
毎月の生活支援プランのチェックや、歯磨きやオムツ、薬など全て自分でやる必要があるため、頻繁に施設へ足を運ばなくてはなりません。
精神的に介護が辛いという方は大丈夫ですが、時間的に介護ができない方は少し大変かと思います。
家賃も地域によりますが15万前後が多いようです。
これに介護サービスの料金が加算されるので、親の年金が無い場合は子供や親族がかなり負担する必要があります。

6 どこも入れなければ介護老人保健施設

一般に「老健」と呼ばれている施設で、自宅に帰ることを前提としたリハビリ目的の入所施設です。
昔は「療養型」と言って家に帰れない状態の人も受け入れていましたが、今はほとんどありません。
ここはリハビリ前提の施設なので、色々なケアのできる従業員が多いため、サービスが良いです。
しかし、療養型ではないため、3ヶ月で退所しなければならないのです。
病院から追い出され、家で面倒を見られる状況にも無い場合は、ここに逃げ込みましょう。
3ヶ月経つ前に他の老健を探しておき、退所してすぐ移動する方法もあります。
しかし入所のたびに検査があるため、入所されるご本人の負担は大きくなります。
そして環境がコロコロ変わると、認知症を発症したり、進行させる可能性が高くなります。
どうしてもの場合に限りましょう。

最後に

突然親が認知症になったり、体を壊した場合、受け入れてくれる施設が無いことに絶望するかもしれません。
役所のケアマネージャーによく相談し、感情的になることなく計画しましょう。


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