hayateさん
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山形の中学校で13人熱中症で救急車呼んでも体育祭の練習続行 「最近生徒亡くなったんだから学んで欲しい…」「熱中症対策の勉強しなおさせようよ」
山形市若宮の同市立第十中学校で24日、体育祭の練習中だった生徒13人が熱中症の疑いで搬送されるなどした問題で、長谷川惣泰(のぶひろ)教頭と市教育委員会の担当者は25日、救急車を要請後も練習を行ったことについて、「不適切な対応だった。もっと早く中止すべきだった」と述べた。
市教委によると、24日午前9時20分に休憩を促した際、複数の生徒が体調不良を訴えたことから救急車を要請。保護者の車も含め、生徒が次々と病院に運ばれたが、午前9時50分には休憩を終え、残った生徒らで応援練習を始めた。約10分後の午前10時頃、熱中症の危険度を示す「暑さ指数」が、最も高い「危険」(運動は原則中止)にあたる32・0だったことから、練習を中止した。
同中は今回の問題を受け、31日~9月1日に予定していた体育祭を10月下旬に延期した。
また、南陽市は25日、市内8地区で27日と9月3日に開催予定だった市民大運動会を中止すると発表した。全生徒参加の学校行事としていた市立赤湯中を含め、両日で延べ約5700人が参加予定だった。
大会会長の白岩孝夫市長は25日の記者会見で、「準備された方には心苦しいが、市民の命を守ることが大事だと判断した」と理解を求めた。
県内各地で熱中症の疑いによる救急搬送が相次ぐ中、県は24日、直近1週間分の救急搬送状況の公表を始めた。25日には、部局間の情報共有を目的とした関係課長の対策会議を開き、中川崇・防災くらし安心部長が、「引き続き徹底した予防行動の周知を図り、特に高齢者や子どもたちへの注意喚起を行っていただきたい」と呼びかけた。
山形市の中学校で24日、生徒13人が熱中症の疑いで搬送された。体育祭の練習中だったそうで、救急車を要請後も練習を続行していたという。教頭らは「不適切な対応だった。もっと早く中止すべきだった」とした