【日本語訳全文】Windows95の起動音を手がけたブライアン・イーノマイクロソフトに対しイスラエルとの関係を断つよう求める

Windows95の起動音を手がけたブライアン・イーノマイクロソフトに対しイスラエルとの関係を断つよう求める

更新日:2025年05月22日

【日本語訳全文】Windows95の起動音を手がけたブライアン・イーノマイクロソフトに対しイスラエルとの関係を断つよう求める

Windows 95の起動音を手がけたBrian EnoによるMicrosoft社への公開書簡。日本語で読まれるべきだと思ったので訳出しました。

以下、続きます。

「Not in My Name（私の名を使わないで）」：ブライアン・イーノからマイクロソフトへの公開書簡 pic.twitter.com/DMvI6DqdLp
— 篠田ミル / Miru Shinoda (@shinoda_man) May 21, 2025

1990年代半ば、私はマイクロソフトのWindows 95用に短い音楽作品を作曲しました。あの起動音は希望に満ちた技術的未来の象徴でした。
私はこのプロジェクトを創造的な挑戦として喜んで引き受け、関係者とのやり取りも楽しんでいました。
— 篠田ミル / Miru Shinoda (@shinoda_man) May 21, 2025

しかし今、私は作曲家ではなく、市民として声を上げざるを得ません。マイクロソフトがパレスチナにおける監視と破壊に加担しているからです。

2025年5月15日、マイクロソフトはイスラエル国防省にソフトウェアやAzure AIサービス等を提供していると認めました。
— 篠田ミル / Miru Shinoda (@shinoda_man) May 21, 2025

同社はまた「顧客がどのように当社製品を使うかは見えない」と述べましたが、責任から逃れる言い訳にはなりません。

これらのサービスは、多くの国や国連の専門家によりジェノサイドとされる行為を支える体制を助けています。
— 篠田ミル / Miru Shinoda (@shinoda_man) May 21, 2025

マイクロソフトのソフトウェアは、パレスチナ人の追跡・爆撃を可能にする致死技術に使われているとも報告されています。

戦争犯罪に使われるシステムを構築すれば、その犯罪に加担することになります。「通常のビジネス」ではありません。
— 篠田ミル / Miru Shinoda (@shinoda_man) May 21, 2025

企業が国家以上の力を持つ時代、倫理的責任は重大です。マイクロソフトには国際法違反への加担をやめる責任があります。

私の「新しい起動音」はこうです。沈黙を拒み、命を懸けて声を上げたマイクロソフトの勇敢な社員たちと連帯しよう。
— 篠田ミル / Miru Shinoda (@shinoda_man) May 21, 2025

芸術家、技術者、音楽家、そして良心を持つすべての人々に、この呼びかけに加わってほしい。
私はWindows 95の報酬をガザの被害者支援に寄付します。もし音が変化を告げることができるなら、今回はそれであってほしい。https://t.co/97k51TyRO5
— 篠田ミル / Miru Shinoda (@shinoda_man) May 21, 2025