【豆知識】衆議院選挙 あなたの入れた1票 その政党に「1票あたり政党助成金(300円程度)」が支払われます(国民1人あたり250円の税金負担) 白票の扱いは？

政党助成金の分配方法は、「政党交付金」として、各政党の得票数に応じて配分される仕組みです。以下は、その計算方法です。

政党交付金は国の予算から拠出され、その総額は「全国民1人あたり250円 × 国民の人口」で決まります。

政党交付金の分配は、下記のように2つの要素を元に計算されます。

議席割（50%）: 政党が国会議員として保有する議席数に基づき、全体の50%を議席数に比例して配分

得票割（50%）: 前回の選挙での得票数（小選挙区と比例代表制の有効票）に基づき、残り50%を得票数に比例して配分

分母：全政党の議席数の合計
分子：各政党の議席数
掛ける数：総交付金額の50%

計算式:

分母：全政党の得票数の合計（前回選挙の有効票数）
分子：各政党の得票数
掛ける数：総交付金額の50%

最終的に、各政党の「議席割交付額」と「得票割交付額」を合算した金額が、その政党に支払われる政党交付金となります。

この計算方法により、各政党は議席数と得票数に応じた公平な割合で助成金を受け取る仕組みとなっています。

2023年の政党交付金の総額は、約310億円です（全国民1人あたり250円の計算によるものです）。

直近の国政選挙（衆議院または参議院選挙）での有効票数を参考にします。たとえば、衆議院選挙の場合、約5000万票前後の有効票数が出ることが一般的です。

政党助成金の半分（約155億円）が得票数に基づいて配分されるので、1票あたりの金額は以下のように計算されます：

1票あたりの政党助成金は、概ね 300〜350円程度 とされています。

衆議院選挙の小選挙区において白票を投じた場合、政党助成金には影響しません。政党助成金は、各政党が得た得票数（比例代表制などでの有効票数）に基づいて配分されるため、白票や無効票は政党助成金の計算に含まれず、どの政党にも配分されません。

具体的に、政党助成金は、政党が取得した議席数と比例代表選挙における得票数に応じて算出されます。小選挙区での白票や無効票は有効票としてカウントされないため、助成金の行き先に影響を与えることはありません。