【話題】東北のとある街で道路脇から地下へ向かうレール 行き先を調べに行ってみた→別のX民「え、これうちの実家なんだけど…」

・地下行きレールの謎
数年前のこと。その日もGoogleマップを流し見ていると、東北のとある街で道路脇から地下へ向かうレールがある謎の場所を発見した。レールの先は古びた木の扉で、まだ先が続いてるように見える。これは一体なんなのか…気になって仕方ないので、先日現地を訪ねて調べてみた(続) pic.twitter.com/0uv9pDnxM6

— 道民の人@10/27(日)北ティア J15・11/3(日)おもバザ お-74 (@North_ern2) October 24, 2024

現場は東北地方の中でも、昭和後期までは多くの金属鉱山で栄えた地域である。もしかして封印された廃鉱山の坑道跡だったりする？あるいは積み出し用鉄道の支線跡だったり？　なんて思いながらたどり着くと、やはりそこには道路脇から地下へと伸びる１本の赤錆びたレールが佇んでいた。 pic.twitter.com/9dY3oGa9uY

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レールは道から反れた急な坂の下の扉へ向かっている。その先は明らかに地下にあたる高さだ。どうやら敷地の所有者は古い土建屋さんで、土日ゆえ事務所には誰もいなかったが、向かいの作業車両用車庫には職員らしいおじさんが複数名いらしたので、「あれはなんです？」と声をかけてみた。 pic.twitter.com/F00YtuS76A

— 道民の人@10/27(日)北ティア J15・11/3(日)おもバザ お-74 (@North_ern2) October 24, 2024

すると一番年配の男性が「あれは坑道でも鉄道でもない。運搬用トロッコのレール跡だよ」と教えて下さった。なんでも40年ほど前までは作業道具や機材をあの坂の下にあった倉庫兼鍛冶場に置いていたそうで、いちいち重いものを運ぶのがダルいのでレールを敷きトロッコに積みいれて運搬した名残だという。 pic.twitter.com/J7TJmViX0D

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「トロッコ言ってもそんな立派なもんじゃない。レールの横に階段もあるだろ？横から人が人力で押したんだわ。んで壊れた金道具なんかをオレが焼き入れ直して修理してた」と懐かしそうに男性は語った。「今はメインの倉庫がこっちになって、道路の拡幅でトロッコも使わなくなってもう何十年経ってる」 pic.twitter.com/ejIfeLMAIe

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「なんなら中見てく？」とレールの先も見せて下さった。扉の先の作業場は実は崖を利用した半地下構造で、窓から光が入っていた。その倉庫内でわりとすぐレールは途切れていたが埋め立てられずに今でもしっかり残っている。鍛冶場の機能やトロッコはなくなっても、資材置き場としてはまだまだ現役だ。 pic.twitter.com/BBZPueALCl

— 道民の人@10/27(日)北ティア J15・11/3(日)おもバザ お-74 (@North_ern2) October 24, 2024

こうした自家用トロッコはかつて土木業や漁場、窯業、醸造業といった重い物を運ぶ職場でよく見られたが、敷地外にまでその名残が残る例は珍しい。「もうあの頃知ってるの会社でオレだけだから今日来てよかったな」と語る男性に感謝…おかげでまた一つ旅先でしか解決できない素朴な疑問が解けたよ。 pic.twitter.com/GTfpUXF2fc

— 道民の人@10/27(日)北ティア J15・11/3(日)おもバザ お-74 (@North_ern2) October 24, 2024

というわけで、地下行きレールの謎と扉の先の地下世界を垣間見た話でした。いろいろ想像は膨らみつつ、実際の話を聞くと「はえー確かに」と思った（秋田県にて）

旅をしつつ、こういうちょっとした謎や疑問、不思議な話、伝承などを聞いて回って書き残してる者ですので今後ともよろしくです… pic.twitter.com/pqyKnhkXL3

— 道民の人@10/27(日)北ティア J15・11/3(日)おもバザ お-74 (@North_ern2) October 24, 2024

興味が湧いた方は、当方の出してる本もお読みいただけると幸いですわぞ。日本各地のひなびた旅館本やひなびた風景写真集など刊行しておりますゆえ（宣伝）https://t.co/hYzRSgc44L　鄙び旅鄙び宿https://t.co/XlQl6rAbue　昨日の葬列

— 道民の人@10/27(日)北ティア J15・11/3(日)おもバザ お-74 (@North_ern2) October 24, 2024

にしてもやはり「道路わきから地下へ続く古びたレール」「レールの先の古びた木の扉」のビジュアルは強い。心の中の男子がワクワクを思い出す。 pic.twitter.com/EXHmSSvG5H

— 道民の人@10/27(日)北ティア J15・11/3(日)おもバザ お-74 (@North_ern2) October 24, 2024

追記）醸造業や材木業などの場では運搬機材として自家用トロッコを使う所があったと書いたが、実際に岐阜県内の古い酒造会社さんの中でレールが残っている例を見たことがある。他にも三重や京都、神奈川でも見かけたが表通りから地下へ向かうものは先の秋田の例で初めて見た。ロマンがある風景だ。 pic.twitter.com/AZqMW0V1Ex

— 道民の人@10/27(日)北ティア J15・11/3(日)おもバザ お-74 (@North_ern2) October 25, 2024

え、これうちの実家なんだけど... https://t.co/24uQ4j7mbG

— 八重樫諒子(りょうこさん)♍️ポーカー (@yae_2020) October 25, 2024

すみません実家です年に1回くらいしか帰らないので初めて見ました小さい時から気になってました！ありがとうございます。😇

— 八重樫諒子(りょうこさん)♍️ポーカー (@yae_2020) October 25, 2024

実家が万バズ(パワーワード)してて宣伝します
鹿角市は炭鉱で栄えていろいろな歴史的な廃墟が残るノスタルジー溢れる場所ですし温泉があります是非来てください！
この土建屋の一人娘で秋田市でポーカーの店をやっております秋田の方良かったら来てください☺️ @Connector_akita

— 八重樫諒子(りょうこさん)♍️ポーカー (@yae_2020) October 26, 2024

こちらの投稿を見つけて教えくれたのは
秋田の廃墟を通じ、歴史を深く調査している全自動さじなげ委員会(@sajinage_L )さんです。

— 八重樫諒子(りょうこさん)♍️ポーカー (@yae_2020) October 26, 2024

鹿角市十和田大湯ここのすぐ横で飲食店もやってます！テレビにも紹介されました！是非来てください！ https://t.co/qXo9I6QVFG

— 八重樫諒子(りょうこさん)♍️ポーカー (@yae_2020) October 26, 2024

最初見たとき雰囲気めっちゃ秋田っぽいなあって思ってて、しかもレールあるってなると鉱山とかある鹿角のあそこらへんの地域かなあって勝手に思ってたら、こちらの方鹿角市の方でヤバいビックリした🥹🥹🥹 https://t.co/BTLi3jDCeK

— もう1人のぽん'24 (@pon_hpazamen) October 26, 2024

おっさんいなくてもtwitterで分かるやんｗｗと思ったら実家の人も分かってなかったｗｗｗ https://t.co/N1AwNmomVL

— 半田繁幸 (@HANDAsigeyuki) October 26, 2024

誰か住んでんのかなぁと思ったらやっぱりいたわwww
はじめの街にある謎の閉ざされたドア、クリアして戻ってくると...
のガチパターンか🤔 https://t.co/FQOvTv3XRQ

— dolphin (@dolphin020503) October 26, 2024

こういうのがあるのがTwitterの面白さだよね https://t.co/uDLmGQArHL

— ぼに (@bonizo) October 26, 2024

実家で入ったことないところってあるよね〜わたしもある https://t.co/BqjwfkJxbT

— ｵｱｹﾞﾁｬﾝ‼️ (@ageko_0124) October 26, 2024

ツイッターはこれがあるからおもろいw https://t.co/AQTbJqodVJ

— 湯豆腐 (@yudoufu_yyy01) October 26, 2024