【文春】「報徳会宇都宮病院」が壮絶過ぎる「患者を鉄パイプで殴る」「飲酒しただけで20年入院」「無許可で脳摘出手術」
「報徳会宇都宮病院」が壮絶過ぎる「患者を鉄パイプで殴る」「飲酒しただけで20年入院」「無許可で脳摘出手術」
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ponzuさん
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【文春】「報徳会宇都宮病院」が壮絶過ぎる「患者を鉄パイプで殴る」「飲酒しただけで20年入院」「無許可で脳摘出手術」
「報徳会宇都宮病院は老人ホームや看護学校なども傘下にある大病院です。一方で、精神科では非常に有名な不祥事を起こし、精神医療に携わる人間であれば誰でもその“悪名”を聞いたことがあるはずです」
宇都宮病院は1961年3月に社主である石川文之進氏（96）が開業。そしてその“悪名”が世間に轟いたのは1984年3月のことだった。
同病院の精神病棟の患者2名が看護師から鉄パイプや素手などによって暴行を受け、死亡していたことが判明したのだ。事件は前年に起きていたが、閉鎖病棟の性質上、明るみには出ていなかった。しかし朝日新聞が関係者の証言によってスクープし、栃木県警が傷害致死容疑で捜査を開始した。
捜査の過程で法人税の脱税や、無資格の患者が注射などの医療行為を行っていたこと、さらには当時の院長である石川氏自らゴルフクラブで患者の頭などを殴っていたことなどが次々に判明し、大きな騒動となったのだ。
その後に栃木県衛生指導部が実地調査を開始すると、酒に酔っただけで20年間も入院させられた「医療不要」患者の存在も明らかになった。国際的な批判も浴び1987年に行われた入院制度改革のきっかけともなった大事件だ。強制入院である医療保護入院に必要な精神保健指定医の制度も明確化された。
石川氏には無資格の患者や看護師に医療行為をさせたり、保健所の許可なしに死亡した患者の脳の摘出解剖をしたりした罪などで懲役8月、罰金30万円の実刑判決が下り、医業停止の処分も受けた。しかし90歳を過ぎたいまも報徳会のトップに君臨しており、現場にも出ている。今回のケースでも江口さんを直接診察しているが、石川氏には患者の意志に関係なく入院させる医療保護入院を決める指定医の資格はない。
江口さんのケースが医療不要の患者を入院させたと裁判所により認定された場合、事件発覚から約30年にわたって、宇都宮病院の悪しき体質が改善されていないことになる。
出典：(2ページ目)「患者を鉄パイプで殴り暴行致死」「無許可で脳摘出手術」「酒に酔っただけの“患者”を20年間入院」“誤認入院”で提訴『報徳会宇都宮病院』の恐ろしすぎる悪名 | 文春オンライン
(2ページ目)「病院から処方される薬の影響で、徐々に体調がおかしくなっていきました。目が見えづらくなって、次に手が震え始め、次第に歩くのも大変になり、便座に座ると手すりにつかまらないと立てなくなりました。よだれが垂…
みんなの声
え？あの宇都宮病院だよね？
え？あの頃の話じゃなくて、今の話なの？え？え？
あの、これが真実ならただただやばいから徹底的にやってくれって思うけど、とりあえず、精神科の悪いところばかり取り上げるのではなく、頑張ってるところもぜひ取り上げてください…。 t.co/sphBdKXoiD
精神科に係わらず、評判が最悪なのに事業を拡大し続ける謎病院があるよね。
何か自治体との癒着しか考えられないけど。。。 t.co/viuvTXZiFq
ああ宇都宮病院か、84年の事件のドキュメンタリーかな？と思いきやなんと現在進行形、しかも当時の病院長が今も居座ってると知って闇の深さに慄然とする。なおここ、東大医学部との関わりも深かったんですよね。 / “「患者を鉄パイプで殴り暴行致死」「無許可で脳摘出手術…” t.co/soGsYdZNHj
関連して思い出したが、昔読んだ非行少年のルポで「非行少年→精神に異常がある→よし！措置入院だ！」と腰が抜けそうになる三段論法で精神科入院させられ、脊髄注射を打たれて地獄のように痛かった、みたいな描写があって心底怖かった。半世紀ほど前の話だが、当時の医療倫理観が窺い知れて恐ろしい。 t.co/J9apyvZVTf
→84年の事件は内容も陰惨なうえに当時の精神科医療の悪いところが噴出したかのごとき事件でもあって、かなりセンセーショナルに騒がれたんだけど、結果として関係者には大した処分もくだらなかったどころか病院の内実もまるで変わってなかったあたりどうかしてるとしか思えない。もう40年前なんだよ。
→なお別件で知って大変驚いたのだが、宇都宮病院はかつて俳人の平畑静塔が院長をやっており、この石川なる現院長とも昵懇だったらしい（厚顔にもこんなHPまで……）。平畑は俳人としては優れていたけど、こう言う実情を知ってたんだろうか……知らんはずないと思うんだよな。
t.co/xu1oI0F3pz
→もう一つ、現院長の石川文之進、経歴を見ると1949年に大阪医専卒業とあるのだが、これ手塚治虫の同窓じゃないだろうか。手塚は51年卒らしいので学年が違い、面識があったとは思えないけど……。
→話を戻せば精神科医療、大熊一夫「ルポ精神科病棟」が大変陰惨な内容で、1970年か……そういう時代だったんだなと思っていたら84年の宇都宮病院事件が起き、それから40年近くたってまたこんなことが（しかも同じ病院で！）起きるとか、いったいどうなってんだという気にはなる。キツい。
→余談の横滑りで更に言うと、ガルシア＝マルケス「12の遍歴の物語」に収載された一篇、「電話をかけに来ただけなの」がそういう話である。ただただ怖い。恐ろしいという点では自分が読んできた中でも屈指の恐ろしい話である。
@sanpeitan ｳｰ……お察しいたします。自分は領域が遠いので、ある意味清談に耽ることができるんですが。