【川崎幼稚園】園児置き去り防止アプリの開発者が女児バス置き去りに嘆き「人的ミスに気付くシステムにしなければ」「今はただ無力感」

バス置き去り事件があった静岡県牧之原市の川崎幼稚園では、園児の出欠席を管理するアプリを使用していましたが、女児の不在に気付くことができませんでした。今年、同様のシステムを開発した浜松市の男性にいまの思いを聞きました。

浜松市の合同会社「フルティフル」が今年6月にリリースした「QRだれドコ」。
園児がバスに置き去りにされるのを防止するアプリです。

園児の名札につけた二次元コードを読み取ることでバスに乗る時、降りた時、そして園の中に入ったかどうか保育士だけでなく保護者も確認することができます。

このアプリを開発した南野真吾さんは、かつて息子が放課後児童クラブから自宅に帰る際、バスに乗せてもらえなかった経験があります。

子供が置き去りにならないように。
そう願ってアプリを開発しましたが、その矢先、今回の事件が起きました。

フルティフル・南野真吾さん　「夏の初めあたりにようやくシステムをリリースし始めた矢先にこういったことが起きてしまった。（同様のシステム開発者として）ひとつは無力感を感じずにはいられなかった」

牧之原市の川崎幼稚園では別の管理システムを導入していましたが、園は7日の会見で、使い方に問題があったと説明しています。

南野さん　「システムとしては人が仮にミスをしても事故につながらないようにすることがベストだと思っていて、間違った使い方をした場合にどんな動作をするか、そういうところまで考えて作っていかないといけないと、私としても改めて感じました」

出典：牧之原の事件で無力感…園児置き去り防止アプリの開発者「人的ミスに気付くシステムに」静岡（テレビ静岡NEWS） - Yahoo!ニュース