ringoさん
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「キズナアイ登場時に夢見た『バーチャル空間上にキャラクターを想像する新しい形』はとっくに死んでいた。今じゃ絵が動く配信者なだけだ」
Vtuber周りのあれこれを見ながら、自分がキズナアイ登場時に夢見ていた、「バーチャル空間上にキャラクターを創造する新しい形」としてのVtuberというのは、とっくに死んでいたんだなあ、と感じている。今はVtuber=絵が動く配信者だけど、昔はそうじゃなかったよね。(続)
初期Vtuberの多くは動画スタイルだったが故に、「キャラクターの方向性は運営チームで決める」ってことが可能だったはず。当然我々からは、「中の声の人」と「台本を書いている人」のどっちの意志で喋る内容が決まっているか分からないし、だからこそ声の人が同一にならなかった。(続)
例えば初期から活躍した猫宮ひなたちゃんなんかは、「FPSがプロ級のVtuber」として活躍していたのだけど、おそらく「声の人」と「プレイヤー」は別の人。でも「猫宮ひなた」というキャラクターをどちらも構成する要素で、多少の批判はあれど、「猫宮ひなたのプレイ」として受け入れられていた(続)
決定的な出来事として「にじさんじの誕生」を挙げる人が多いし、「3Dフルトラッキングでの動画制作」がメインだったVtuber文化を「2Dの画像を動かす生配信」をメインに変えていったにじさんじの影響は実際めっちゃ大きい。ただこれは必然の流れだったかなと思ってる。楽だし。(続)
個人的に注目していたのが、今は亡きゲーム部プロジェクト。彼らは全員ゲームがプロ級に上手いのだけど、それを生放送で違和感少なく再現してみせた。動画による物語と、プロのプレイに声を添えたゲーム実況。「新しいキャラクターの作り方」としては、めちゃめちゃ先を言ってたと思う(続)
そんな「キャラクター」としての立場をしっかり作ってたゲーム部プロジェクトが、声優さんに対する労働問題で炎上。結局全員が声優交代になったんだけど、「声優が違えばもう別の人」という流れを作った原因の一つだと個人的に思ってる。最もキャラクターが分離したVtuberの一つだと思うんだけど(続)
同様にキズナアイも4人に分裂して炎上したりとか、完全に「声の人が変わったら別人」って流れが出来て、中の人を「魂」って呼ぶようになったりとかして……その時点で、もう「新しい形のキャラクター」としてのVtuberは死んでいて、「絵が動く配信者」になっちゃってたんだなあ、と今更ながら思う(続
もちろん「絵が動く配信者」にも価値があるし、需要もあるし、だからこそホロ・にじがここまで伸びてるんだけど、自分が一番見たかったのはそれではないんだよなあ……。
色んな形があったと思うけど、例えば中の人への依存が小さく、でも交流が出来るキャラクターとか。(続)
結局「2次元だろうと3次元だろうとキャラクターが動いてる動画/生放送」が全部Vtuberとしてまとめられるようになってしまうと、自然と「キャラクターと声優の同一視」が行われる環境が出来てしまったので、キズナアイ登場時以上に、新しい形のキャラクター生成が出来ない環境になったと思う。残念。
会議から帰ってきたら伸びててびっくり。「死んだ」は「1人もいなくなった」の意ではなく「受け入れられやすい土壌が失われた」くらいの気持ちで言ってたけど、いい過ぎでごめん。まだそれなりにいるし追っかけてもいます。
今のVtuber文化を否定したいわけじゃない、というのは重ねて言っておくね。生まれ持った外見の差に影響されない自己表現の手段が増えた、とかはとても良い話なので。
今は声には依存しちゃうけど、「誰が喋っても同じ声になるボイチェン」みたいなのがもし出来たら、また話が変わったりするのかな?
みんなの声
言いたかったことをわかりやすく言語化してくれた
まさにそう、今のV文化は好きだけど、黎明期を見てた者としては別の世界線を想像してしまうこともあるよねっていう t.co/H2O1Yh4n2e
すごく分かる。キャラクターが自分たちと同じ時間を生きてることにめちゃめちゃワクワクしてた t.co/SdScPgH4ST
人が声に対して、
声=人格
という意識を想定より強く持っていたことに加え、
関わる人数の増加
=マネタイズの困難と人的トラブルの増加
につながったというのも一因でしょう
今の形はローコストで参入障壁が低いために数が激増し、結果としてVtuberの基本形となった、ように感じます t.co/s8dlWdbRqI
自我を持ったAIがバーチャルな姿をまとってアイドル化したら、正に次元の違う存在だなぁと思います
(AIの人権とか、色々問題がクリアされてないといけませんが) t.co/SFyWJYqPOq
自立型AI技術が確立してるならきっとそうなってたと思うけど人間が間に入ってるからこうなるんだよな
どちらにしても過去の出来事で今が出来上がってるのはあるし t.co/zOj4UMd8ek
V黎明期ってキズナアイ体力測定とかバーチャル存在という設定を生かした編集動画スタイルだったんだよね。今のVってリアルタイムで絵動かしながらゲームと雑談してるだけで、極論ニコ生主時代から進歩してない。中身もニコ生主上がりが転生してるだけだし、金の臭いが強くなった分ニコ生よりひどい t.co/ggo6qNJRkh
アイドルグループみたいに全員交代しようがAKB48はAKB48と言い切れる体制が作れれば中の人が交代し続ける流れになれたんだろうなぁ t.co/lMiiXcOV1M
洋画の吹き替え、アニメやゲームのキャラの声が変わる問題もあるし声とその声を発言してるキャラの同一性は前からある話だと思う。 t.co/MN8jurawkt
何を言ってるか解らない。
確かにメジャーでは無くなったかもしんないけど、概念としては残ってるし、実際にそういうスタイルでやってる人もいるんじゃないかしら?
それを「死んだ」と言うのなら、その発言こそが本当に殺してるんだと思うよ。 t.co/LAxW6EEC80
むちゃくちゃ良く分かる。
バーチャル世界の住民から現実の延長になってしまった。
個人的には作家や実況者のV化が拍車をかけたと思う。
それはそれで面白いんだけどね。
今だってうまくやれば創造はできるだろうけど、定義としてVtuberにはならないと思う。
敢えて今作ってみたいってのはあるなぁ。 t.co/uznDB5oqAz