harumaruさん
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TikTokで小説を紹介する活動をしている「けんご」さん
学生や20代が読みたい小説と出会う大きなきっかけのひとつとなっているのが、TikTokだ。人気のTikTokクリエイターが紹介した書籍の重版がかかったり、書店でTikTok紹介書籍の売場が設けられたりと、TikTokによる発信が本の売上やトレンドに大きく影響を与えている。そんな新しい風の中で先頭を走るのが、学生などの若い世代に小説を紹介するTikTokクリエイター「けんご@小説紹介」(以下、けんご氏)だ。27万人のフォロワーを誇るけんご氏がTikTokを始めたのは、大学在学中の2020年11月。本を読むのが苦手な人にこそ興味を持ってもらいたいというけんご氏の思いの源泉や、彼自身の考え方に影響を与えたという書籍のセレクトについてインタビュー。ダ・ヴィンチニュース読者におすすめの小説、そして先日発表され話題を呼んだ、現在執筆中のデビュー作についても聞いた。
出典:30秒で小説の魅力を発信。フォロワー27万人、TikTokからトレンドを起こす「けんご@小説紹介」インタビュー | ダ・ヴィンチニュース
豊崎由美が「杜撰な紹介」と腐す
正直な気持ちを書きます。わたしはTikTokみたいなもんで本を紹介して、そんな杜撰な紹介で本が売れたからって、だからどうしたとしか思いませんね。そんなのは一時の嵐。一時の嵐に翻弄されるのは馬鹿馬鹿しくないですか?
あの人、書評書けるんですか?
TikTokで感想を発している人のおかげで本がたくさん売れ、版元も著者も書店も大喜びという素敵滅法界に水をさすツイートをして、申し訳ありませんでした。
大変貴重なご意見の数々、ありがとうございます。今後の書評活動の参考にさせていただきます。
いろんな方から励まし&心配のDMをいただいており、大変ありがたいです。でも、わたしは大丈夫です。普段書評を読まない、書評が何だかわからないというタイプのお門違いの悪意をぶつけてくる輩のツイートは歯牙にもかけていませんので。
「TikTokの人がこれでやめたらどう責任を取る」と言われても、いろんなことを乗り越えて書評を書き続けてきた身からすると、こんなことで本の紹介をやめるなら、その程度の気持ちでやっていたんだなと思うだけのことです。
わたしは匿名の人たちも日常的に行っている「自分が思っていることを呟く」行為に及んだだけです。
その自由は実名のフォロワー数が比較的多い人間には許されないのでしょうか。おかしなことです。
けんご氏コメント
TikTokの投稿をお休みさせていただきます。各方面で様々な企画等控えているのに、本当に申し訳ないです。
僕はTikTokを仕事にしてません。PR動画を1本も上げたことないです。純粋に楽しかったのですが、これからは楽しめそうにありません。
動画も含めて、Instagramでの小説紹介は続けていきます。
ちなみに、夏頃から活動に対しての批判的なDMが数多く寄せられてました。どうでもいいと黙っていたのですが、もうめんどくさいです。
執筆活動とInstagramでの紹介活動は今まで通り、楽しんでいきます。
メンタルは鬼強い自信あるので、精神面は気にしないでください。
書けません。僕はただの読書好きです。
書けないですが、多くの方にこの素敵な一冊を知ってもらいたいという気持ちは誰にも負けないくらい強いです。
読書をしたことない方が僕の紹介を観て「この作品、最高でした」「小説って面白いですね」と言ってくれることがどれだけ幸せなことか知ってますか? t.co/6Devv2V7QA
昨夜からお騒がせしてしまい、大変申し訳ございませんでした。一時的にカッとなってしまい、反省しております。多くの方からメッセージいただいて、頭を冷やしました。
15日の『けんご大賞』授賞式ライブ配信以外は、TikTokの投稿を控えさせていただきますが、よろしくお願いいたします。
批判の声相次ぐ
TikTokで本を紹介するのだって書評でしょう。文字で書く書評より、リーチする潜在的読者の数がはるかに多いので、TikTokで影響力のある書評ができる人のことはたいへんうらやましく思います。才能と努力の賜物。自分でもやってみたいと思って検討したけど、とても無理だと思ってあきらめました。 t.co/pTALUcivPF
高2の長女も字で書いた書評は全然読まないけどTikTokは毎日見てる。数カ月前、
「本の紹介とかも見るの?」
「見る見る。そうだ、TikTokで見て、読みたい本があるんだよ」
「なんて本?」
「タイトル忘れた。字が減ってく話」
……『残像に口紅を』はこうやって売れてるんだなと実感したことでした。
豊崎由美さんとけんごさんの件、「新進気鋭の書評家も老いればただの人。かつて自身がネタにした老害のように若い芽を摘むようになる」と見れば怒り時々哀れになるんですが、「老いたツイ廃が恥も外聞もなく若きTikTokerをディスった」と見ると「明日は我が身」とただただ恐ろしくなるんですよね。
豊崎由美の文学賞メッタ切りは老害文壇に喧嘩売ってて痛快だったのに、自身が老害化して若手を潰し出版業界に大ダメージを与えた挙げ句開き直ってるの残念すぎる…
書評家が本紹介TikTokerをくさし、けんごが活動休止を決めた件は出版業界にとって大損害
#Yahooニュース
https://t.co/Dpb4CHh2kf https://t.co/5ignm60bGC
件の豊崎由美さんとけんごさん。アドラー風に言うならけんごさんに対しどう感じ、それをどう伝えるかは豊崎由美さんの課題だし、それを受けてどんな判断をするのかはけんごさんの課題。当事者でもないのに「謝罪しろ」って言うのはなんだかおかしいなと感じた。
豊崎由美が各方面に手を回してけんごがTikTokを続けられなくしたわけじゃなくて単純にTwitterで批判しただけだろ。流石にそれでやめる人間を引き止めるのは無理だしここで豊崎がなにか言わなくても機会を見てやめてるだろ
書評家の豊崎さんが批判されるのはむしろ当然であって、豊崎さんだってその覚悟を持ってやってるはず。
一方のけんごはあくまでも素人面してるけど、最初はそうだったかも知れないが今やそれでお金を貰っているわけでしょ?
これは豊崎さんと同じ土俵にいるってことじゃないの?
だからこそ豊崎さんは批判されて当然だけど、けんごは素人なんだからって理屈は通らないよね。
それと町山さんも言ってるけど書評の好き嫌いと、その専門性に対するリスペクトは別物であって、けんご界隈にはリスペクトがないことがわかる。
この専門性の否定ってのがまさに今の日本社会の典型であって、それこそ一時の風や感情に流されることが是とされる。
それを裏付けるのが、「本が売れてるから」とか、「それによって業界が潤うから」っていう愚かな言論。
つまり売れれば良いと。
しかも著名な現役作家達までもがこの言論に追随している訳だから、けんご界隈がいかに軽薄で愚かなコミュニティかをよく表している。
そしてそれが今の日本であると。
話題になっていた、けんごさんのTikTok小説紹介、豊崎由美さんの書評、どちらも見てきた。
なんだ、お互い全く客層が被らないじゃないか。
けんごは、普段はあまり本を読まない人向け。今日は服買おうか本買おうかという客層
豊崎は、昔からよく本を読む人向け。次読む本は何にしようかという客層
豊崎由美さんがこれで書評の仕事減るのは確実だろうけどそれをけんごさんのせいにされる(本人がそう言わなかったとしても周りがそう言う)のはあまりにもとばっちり傍迷惑すぎるな…
でも豊崎由美はやめなかったが、けんごはやめた。やめるのは本人の自由なので豊崎にどうこう言うのは筋違い。老害は正しく老害であるべきで後発を甘やかすことを期待するのは間違い t.co/gA4w1PKsRQ
「あの人、書評書けるんですか?」という豊崎由美氏は、ゼロ年代には「あの人、“批評”書けるんですか?」みたいないわれ方してたわけで。2010年代にTwitter文学賞やってた人が今はTikTokくさす、と。時は流れましたね……。