【炎上】今泉力哉監督、女性客への差別発言について認めアカウント削除せず猛省 炎上発言のツイートは事情により削除
今泉力哉監督が女性客への差別とも取れる発言をし炎上した件で、自身に否があったとしてツイッターアカウントを削除せずそこに至った経緯などを説明。ツイートを削除した理由についても説明されています。
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harumaruさん
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なんで炎上したのか？
経緯をまとめられている方のnote
https://note.com/angenomuddhist/n/n96645344a9c9
概略
男性同士の同性愛について描いた『his』に絡め「同性愛を描いた映画は当事者より俳優ファンの女性が多い」「当事者は来にくい」とツイート。
女性の観客・監督のファンが傷つく事態に。
自身の発言について振り返る今泉監督
続)
hisをゲイの方にだけ届けたいとは思わない。俳優ファンにももちろん見てほしいし、異性愛者、同性愛者、みんなにみてほしくてつくりました。ただ、この言葉が女性は俳優ファンで、映画ファンの女性を下に見ている、と。たしかにこの呟きはそう読めます。女性はきちんと映画をみれない、とかは
もちろん思ってもいないですが、あまりに一括りに雑に呟いたこの言葉はたしかにいろんな人を傷つけたと思います。この呟きです。でも、もう一度考えてみます。加害性とか無意識さ、知らなさについて。
最悪なのは俺が良かれと思って呟いてたってことなんだよな。無意識に。その言葉の中で、女性の観客も俳優ファンの観客もあの日いたゲイの男性もみんなを傷つけている可能性に気づかずに。ゲイの方がhisを見やすい環境について考える過程でさまざまな観客がいることを考えていないように取られる言葉。
不快な思いをさせたからダメなんじゃなくて、俺が加害、差別をしてるからダメなんだよな。そして自覚なく差別した言葉を使い、しかも知らなかったを連呼。知らないことは恥ずかしいことだし、傷ついている人がいるのに、それはその人の環境のせいだと思って呟き、さらにその無理解で傷つけた。加害
言い訳と本当のことの違い。ずつとあれから考えてる。本当のことも言い訳になる。まったく思っていなかったこととして言葉が受け取られたこと。それについて説明したいけどそれは言い訳と言われる。自分の無理解が招いたこと。誤解を招く言葉。今まで繰り返し傷ついてきた人の存在。
傷つけない言葉を選べなかったこと。俳優ファンの客を見下したことなど一度もなかったこと。自分も俳優目当てに映画を見ることが多々あること。ただ、若い女性という言葉と俳優ファンという言葉をくっつけてつかったこと。それが多くの人をうんざりさせたこと。それが見下したことになったこと。
Twitterをやめて本を読みます。
知っていることも知らないことも載っていると思う。自分は一番半端な知識を持っているのだと思う。だから自分が問題のある発言をしたという認識に至れていなかったし、謝ってもスカスカだった。理解してないで謝っているのだから。本を読み、映画をつくります。
ありがとうございました。
これまで何度も呟いてきたけど、俳優のファンである人がその俳優をきっかけに私の映画に初めて触れて、そこから私の次の映画を見てくれるということ何度も経験しています。だから俳優ファンの映画ファンたくさんいること知ってますし、大好きです。
今回の言葉で俳優ファンや女性の観客、また「俳優ファンである若い女性」というめちゃくちゃ雑なくくり方によって傷つけた多くの人。ごめんなさい。今までありがとうございました。幻滅させて申し訳ないです。それでは。
このままだと冗談じゃなくあなたの言葉で死者が出るよ、と知人に言われました。数日中にTwitterからいなくなります。言葉がある程度届いたら。問題の言葉も。スカスカの反省も。
今は言葉をつぶやく度に、自分を擁護してくれる人や弁護してくれる人を増やそうとしている言葉になってしまっていて。(考えすぎたよ、)とか(指摘した人が過剰だ)とかじゃないんです。考えなきゃいけないし、指摘されなきゃ気づくことも出来なかった。だから指摘してくれた人には感謝しかないんです。
あとこれで最後にします。違うんです。今回の件だけじゃなくて、今までも際どくて危ない言葉を何度も自分は呟いていて(差別的な言葉やミソジニーととられる言葉)その度に指摘してくれた人がいたのに、やりとりした挙句、突っぱねて、聞く耳持たず相手をブロックしたことが何度もあったんですよね。続
続
あのときにきちんと向き合えていたら今回のこのような発言にはなっていなかった。何度も何度もその機会があったのに。だからやっぱりやめなきゃ行けないんだと思う。そしてこれは、責められたからとかじゃない。誰にも責められてない。教えてくれたんです。呆れてほっといてもいいのに。続
だから指摘してくれた人がいなかったら今後も何が悪いかも分からず何度も何度も傷つけていたと思うんです。Twitterをやめるのは言葉に責められたから車ない。自分の意志です。本気で今変わりたいと思うから。だから俺のこと、擁護してる人も、だったら擁護するんじゃなく考えるきっかけにしてください
続)
どの口が言ってんだよ、って感じですが。指摘してくれた人たちを責めるんじゃなくて。俺がTwitterやめたことが少しでもなんだろ、なんだ、なにかのきっかけになれば。あー、だめだ。またかっこつけてる。ひとまず俺が変わらなきゃなんです。だけどこのことで誰かを責める気持ちがあるなら、一緒に
考えてほしいです。そして、また間違えたら指摘してくれる側の人になってください。今回指摘してくれた人のように。これで本当に最後。最後まで言い訳と結局擁護を促すような言葉でしか呟けていないけど本音です。自分の何がいけなかったかきちんとは理解出来ていないから。知るために時間を使います。
ありがとうございました。経緯を知りたい人のために数日だけ残します。数日中にTwitterやめます。今までありがとうございました。今の自分が自分でも好きじゃなくて。自分のためにやめます。本を読んだりする時間に当てます。もう少しだけまともになりたいのです。さようなら。
Twitterの罠だとか、責められているとか、逃げろとか。全部違うよ。俺は今、誰からも責められてない。心ない誹謗中傷は届かないし大丈夫です。基本的に今、俺へ向けられている言葉は一方的な責めじゃない。指摘と批判です。学びの機会を得ただけです。指摘してくれた人を責めないでくれ、それこそ。
擁護というかたちで誰かを責めないでくれ。それ、俺が最初にしたつぶやきと根本は一緒なんだ、、、俺を今、安易に擁護することは誰かを明確に傷つけることになる。俺含め誰かを思う心があるなら考えてください。好きに呟くことを制限することはしたくないけど。擁護より、それなら一緒に考えてくれ、
そうなの。Twitterの自分よりふだんの自分の方が言葉を選んで話してる。どっかで偉そうになってたし、ネット弁慶じゃないけ土顔が見えないことで確実に傲慢にもなっていた。匿名だけが匿名性じゃない。
過度な謙遜で褒められることに甘えてる、って指摘もあったけど、笑っちゃったもの。図星すぎて。めちゃくちゃださいし、かっこわるい。謙遜というパフォーマンスだもんな、それ。それって傲慢そのものだもの。人をだまして、自分なんかが、って。その実は偉いと思ってるんだ、どっかで。クソ人間だわ
アカウントを削除せずさらに猛省
【１】すみません。やめますと言いましたが、訳あって戻りました。やめてからも自分の差別発言について、自分のした加害について考えていました。それで今、自分がすべきことは、ツイッターのアカウント削除ではなく、ツイッターのアカウントを残したまま呟かずに残しておくということだと思いました。
【２】（数年後とか数十年後とかには消すかもしれませんがその時はまたご報告します。）削除ではなく残しておくことを選ぼうと思ったのは、削除した後に起こることとしていくつかのことが想像されたからです。この想像も当初の私の発言に問題があると指摘してくれた人たちの呟きから学んだことです。
【３】１つ。今回の削除は自らの意思によるものであったのに、今まで私に好意的な立場だった人や私の加害やことの経緯を知らない人たちが「今泉力哉をツイッター削除に追い込んだ」として私を被害者、私の差別に当たる発言を指摘してくれた人たちを加害者扱いすることが想像できたこと。
【４】２つ。このままだと問題発言をしたことが風化し、何事もなかったかのように私は監督業を続け、そして、そんな過去があったことを誰も知らない事態になっていくこと。それは現時点ではよいこととは思えなかったこと。
【５】＜辞めることを勧めてくれた人たち＞も＜何もやめなくてもいいのに＞ということを呟いていた多くの人たちも、もともと私に好意的な立場だった人たちであり、それは私がよくない発言をしたことを指摘してくてた人たちではないことに気づいたこと。
【６】つまり「これ以上言葉を重ねても今は何を言っても揚げ足を取られるよ」とか「もうツイッターから離れた方がいい」とか「気にせず続ければいいのに」等の発言をしている人たちは私が差別的な発言をしたことについて向き合うためになる人ではなく、ただ励ましてくれる側の人であること。
【８】逆に私の差別にあたる発言を指摘してくれた人たちや私の言葉で傷つけてしまった人たちのうちの幾人かが、反省しているのであれば「アカウント削除」ではなく「アカウントを残したままにしてほしい」旨の呟きをしていること。
【９】それは特に【３】と【４】の事態が安易に想像できたことからです。なぜなら、それは今まで何度となく繰り返されてきたことだからです。
【１０】以上のことから、「削除」ではなく「残す」ということを選びました。またアカウントの復帰にあたり、削除の直前に混乱したままたくさん呟いていた、恥ずかしい言葉もたくさん残っていますが、それらは折をみて削除したいと思います。
【１１】その言葉とは、言い訳や自己擁護、自己弁護の言葉たちです。具体的に言うと以下のもの。まず「そんなつもりはなかった」という言葉。つもりがあったかどうかではなく、自分の発言は間違っていました。
【１２】でも、そういう意図じゃないんだ、伝わってくれ、俺は悪くない、こんな言葉でこんな目に合うの？きりとりでは？などと、もうそれはそれは混乱していて、とにかく違うんだ！これのどこがいけないんだ！と本気で思っていました。だから次のような行動をアカウント削除直前にしました。
【１３】その行動とは、一度削除した当該呟きをスクショし、それを自ら添付し、「このつぶやきで私は今、女性客を差別している、俳優ファンの客を差別していると言われています」と呟きました。これは明確に（これ、大した発言じゃないよね？どう思う？）と自分のフォロワーや擁護してくれる人たちに向
【１４】向けたアピールをしていたんです。その行為は最初に指摘してくれた人たちの行動を反故にしました。最低でした。それも、とある知り合いの俳優さんから指摘されて「あ、たしかに今自分がしている行動は間違っている」と気づき、当該呟きも、それを添付した呟きも削除しました。
【１５】また、「私には女性の映画ファンの知り合いが多くいる。多くの俳優ファンの観客の知り合いもいる。（だから差別するわけないんだ！下に見るなんてありえない！）」という、まさにI have Black friends.論法というものまで必死に呟いていました。
【１６】I have Black friends.と言う言葉も今回初めて知りました。とにかく自分を正当化したくて必死だった。過ちを認めたくなかった。正直、過ちだとすら思っていなかった。それがすべて間違っていました。それを認めて、このアカウントをただただ当面の間、残しておきます。
【１７】また、当該ツイートは載せません。どこかに落ちているかもしれないので知りたい方はそれを見つけてください。当該ツイートを載せない理由としては、やはり、それを見た人たちが「たいして問題のある呟きじゃないのに」などと庇い、私を擁護しだすのが想像できるからです。
【１８】その言葉は確実に誰かを傷つけます。なので、見えない誰かのことを想像して思うことができないのであれば、せめて私のことを思って、そういった発言は控えてください。よろしくお願いします。
【最後に】せっかくやめたのにまた呟いてるよって思わせてしまった多くのみなさま。すみません、本当に。やめた方が楽だって気づいてしまったんです。だから、これは違うんだなと思って。
【まとめ】繰り返しますが「今泉力哉をツイッター削除に追い込んだ」として私を被害者扱い、私の差別に当たる発言を指摘してくれた人たちを加害者扱いする人へ。それは間違いです。私が加害、差別発言をした。それを指摘してくれた人がいた。そして私は自らの意志でツイッターをやめます（残します）。
【１９】数字のふり方間違えました。すみません。
長くなりましたが、私は自分の中にある加害性について、また、女性が虐げられてきた歴史や今もそういうことが日々行われている環境について本を読むなどして学び、知るためにツイッターを＜削除する＞としましたが、そのかわりにこのツリーを置いて、
【２０】当面の間、ツイッターを＜放置＞します。なお、返信等はしません。今後は一切呟きません。 最初に指摘してくれた方々ありがとうございました。その人とはやりとりすること、あるかもしれません。なお、DMは過去の相互フォロワーには解放してます。
【２１】長文ゆえ、ツイッター向きの文章ではなかったですが、一番慣れ親しんだSNSであり、この場で差別的な発言をしたので。この文をここに置いておきます。
以上です。改めて申し訳ありませんでした。また、ご指摘ありがとうございました。
今泉力哉 2021.05.25.
みんなの声
「それ、差別じゃないですか」と指摘されてとっさに否定したくなる傾向も、かならず万人に見られること。
そこから自分を省みて真実変われる人っていうのは残念ながら稀有で、でもそれこそが一番大事だと思う。
今泉監督の対応には救われたし、これからも応援していきたいと思った
今泉監督の一連の炎上ツイートとそれに対する指摘、身につまされることが多い。今後、このことが作品に反映されたら私の人生の一本になりそう
今泉監督がいないとタイムラインが寂しいなぁと思ったら現れて、私幻覚みてるんか？？とびっくりしたけど、アカウント残してくれるのか☺️嬉しい☺️☺️
今泉監督のこの一連のツイートや炎上した元のツイート、炎上後のテンパり方全部ひっくるめて「人柄が映画に出ている…」って感じなので、今泉監督の映画も見てね（私はパンバスとあの頃と街の上でしか見てないけど）
ここ最近のTwitter炎上で見た中で、今泉監督の対応1番誠実だった。私、自分が同じようなことをしでかした時ここまで内省できるかな？素直にすごいと思う。
今泉監督の女性鑑賞者に関する蔑視発言、当該ツイートは削除済みだけどご本人のツイート遡って把握。その後いろんな人（多くは女性だろう）から差別的であることに気がついていない問題を指摘され、無自覚であった自身の認識を改めるために勉強すると真摯に語っていてちょっと希望が持てた。
今泉監督のツイートびっくりした
ここまで誠実に向き合った人って初めてじゃないの？こうやって内省できる表現者の作品をこれからも見たいな、って思えた
