ringoさん
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4月13日 政府主導で海賊版サイトへのブロッキングを決定
【サイトブロッキング、政府方針決定へ】菅義偉官房長官「漫画、アニメなど違法に掲載した海賊版サイトによる被害が急速に拡大。緊急対策では法整備までの間、民間事業者による自主的な取組として悪質サイトに限定してブロッキングができるよう整理している」
乱用しないように法整備が急務。 t.co/pfPn5a6B0O
【サイトブロッキング、政府方針決定へ】菅義偉官房長官「漫画、アニメなど違法に掲載した海賊版サイトによる被害が急速に拡大。緊急対策では法整備までの間、民間事業者による自主的な取組として悪質サイトに限定してブロッキングができるよう整理している」
— Mi2 (@YES777777777) 2018年4月13日
乱用しないように法整備が急務。
官邸でのネット海賊版対策に関する知財本部・犯罪対策閣僚会議に出席してまいりました。首相以下、全閣僚と論議し、サイトブロッキングに関する政府方針が決定されました。
これに対し、日本インターネット協会、MIAU、主婦連などが反対声明
【重要】政府が進める海賊版サイトのブロッキングの件でMIAUと主婦連で緊急声明出しました。最大の問題は法・技術・社会的リスクを冒してブロッキングしても大元の海賊版サイトは消えず著作権者の財産権が回復されるわけでもないことです。ぜひ皆様この問題を広めてください。t.co/MTxC9oUBu7
海賊版サイトへのアクセス遮断を政府が行うことの問題点
問題1 技術的に海賊版サイトを遮断することが不可能
海賊版サイトへのアクセス遮断は「DNSブロッキング」という手段で行われます。簡単に説明すると、「◯◯.com」みたいなドメインに丸ごとつながらなくするのです。しかし、これは簡単に対策されてしまいます。
ドメインを変えられれば意味がない
すでに漫画村はドメインを変え別の「漫画タウン」として復活しています。
このように海賊版の運営者は簡単にドメインを変更できるため、ドメインのアクセス遮断をしても、翌日には別のサイトとしてアクセスできてしまいます。
ブロッキングしてもドメイン変えられて復活するだけ。漫画村、漫画タウンなど。
問題2 「著作権侵害」を理由に、政府の都合で情報を遮断できる
「著作権侵害」がアクセス遮断の理由なのであれば、ほぼ全てのSNSをアクセス遮断することができるでしょう。ツイッターのアイコンなど、著作権の侵害が全く行われていないSNSなど存在しないと言えます。
そうなると、SNSなどで政府に不都合な情報が拡散された場合、「著作権侵害」を理由にその情報を遮断し、中国のように情報統制が可能になります。
漫画村を接続遮断したとき、私は声をあげなかった。私は利用者ではなかったから。Anitubeを接続遮断したとき、私は声をあげなかった。Miomioを…dropを…fc2…nyaa…xvideos…
twitterを接続遮断したとき、私は初めて声をあげた。しかし、それは遅すぎた。
”サイトブロッキングは、権利侵害行為と一切関わりのない人を含めて、すべて の利用者の通信の宛先を監視し、アクセスを遮断するもので、憲法上の権利でもある通信の秘密 及び国民の表現の自由、知る権利を侵害する可能性があります”
t.co/OqZ2gMZIYj
問題3 アクセス遮断はユーザー側に回避手段がある
アクセス遮断はスマホの設定をいじることで簡単に回避できる
アクセス遮断はDNSブロッキングにて行われています。
インターネットのURLにアクセスするとき、通信時にこの「DNS」を一回参照します。このとき、DNSが「このサイトは違法なサイトだからつながらなくするよ」と返答してくるので、つながらなくなるという仕組みです。
漫画村のブロックの件電話で例えてみます。
手持ちの電話帳見て漫画村の番号にかける
→「政府の都合によりお繋ぎできません」
DNSブロッキングはこんな感じ。
104に電話
→「漫画村は何番ですか?」
→「政府の都合によりお伝えできません」 t.co/iBVHSpkqo5
しかし、この「DNS」というものですが、手元で簡単に変更することができます。
通常はスマホなどでは自動で設定されるので気にしないのですが、これをアクセス遮断を行わないDNSに簡単に変更できてしまいます。
iOS標準では4G環境でのDNS設定は出来ないが、DNS overrideはアプリ内のトグル一つで簡単にWi-Fi環境、4G環境問わずDNSをオンオフ出来る。秘密は設定>VPNの中に項目が追加され選択されることだが、設定内のVPNトグルをオンにする必要はない。この手法は天才的! https://t.co/HGx2nt8syJ
アクセス遮断を行わないDNS=ウイルスサイト等に誘導する危険なDNSの可能性も
このような手段はツイッターで簡単に拡散されるでしょう。
画像入りで解説されてしまうと思います。
そしてそこに設定された「アクセスを行わないDNS」は、実はフィッシングやウイルス感染サイトなどに騙して誘導するDNSの可能性もあります。
”今回の要請で想定されている DNS ブロッキングの手法によれ ば、小中学生などが不用意な回避行動をした結果、偽 DNS に接続するなど、セキュリティ上の 危険が生じることがある可能性も懸念されており”
t.co/OqZ2gMZIYj
”上記のような不適切な方法によって実施され たサイトブロッキングにより、青少年が被害に合うようなことは避けるべきことです”
t.co/OqZ2gMZIYj
サイトブロッキングをDNSで実現するなら、野良DNSが増えてセキュリティリスクが増大するのでは。