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【家庭菜園】畑の土壌の酸性土を簡易的な見分け方

自分の家庭菜園の土がどの程度の酸性でアルカリ性なのかを簡易的に見分ける方法を解説しています。

更新日:

家庭菜園の土について

自分の畑の酸性土を知ろう

日本の土は酸性土壌(PH=4.2〜5.5)になり易いと言われ、大気環境汚染(自動車・工場排気ガス)の影響を受けやすい都心に行く程その傾向が強いのですが、田園地帯ですとPH=6程度です。PH(ペーハー)計があれば便利なのですが、通常このような高額(5000円前後)な器具を一般家庭は持っていませんので、自分の家庭菜園の土がどの程度の酸性でアルカリ性なのかは知らないのは当たり前の事です。

PHとは

では、PHとは0〜14まであり、0に近づくと酸性(すっぱい。青色リトマス紙を赤に変えます)で、14に近づくとアルカリ性(ヌルヌル。赤色リトマス紙を青に変えます)になります。中性は7です。水道水は水道法によりPH=5.8〜8.6の基準値が決められていますので水道水は必ずPH=7とは限らないのです。ちなみに胃液はPH=1.5〜2.0の強酸で肉も溶かすのです。では、何故、胃が自分で自分を溶かさないのかはここでは説明しませんので、ぜひ他の医学関係のサイトで検索調べてみてください。

PH表

家庭菜園の土のPHをPH計なしで見極める方法

【雑草】雑草の種類で、ある程度のPHの目安になります。 例えば、酸性土壌(PH7未満)に生える雑草は、 白クローバ、ヒメスイバ、ヨモギ、スギナ、スミレ、カヤツリグサ、スズメノカタビラ、オオバコ、ススキ、スゲ、からこれらの雑草が畑に生えていたら、その土地は酸性に傾いていると見ても良いでしょう。特に、目に着き、ご存じのスギナ(ツクシになります)、白クローバ(シロツメグサ。三つ葉とか、幸運を呼ぶ四つ葉と言われる雑草です)、ヨモギ(ヨモギ餅とかに使われるお餅の材料になる草です)、姫スイバ(スイバとも呼ばれ、子供の頃に茎をかじって、酸味を味わったかと思いますが、多量のシュウ酸を含むので、多食すると肝臓に障害を起こす場合があるので注意が必要です)、オオバコ(漢方薬にも使われ、別名、相撲取草、車前草とも呼ばれています。)の雑草が生えていれば、酸性土壌とみてよいでしょう。

シロツメグサ

特に畑で目立つ雑草の一つにホトケノザがあり、これは中性からややアルカリ土壌に良く生えていますので、そこは酸性土壌ではありませんが、実はシソ科のホトケノザ(花色は紫色:真冬から夏まで咲いている)とキク科のホトケノザ(花色は黄色:1月はまだ花が咲いていません)があり、七草として食するのはキク科のホトケノザで探すのが難しいです。故に、食する場合にはご注意ください。よく間違ってシソ科のホトケノザを七草に使う方がおられます。

ホトケノザ

ホトケノザ

更に、漫画家のあきやま・ひでき先生のサイトには、土壌の酸性度に対応する雑草が詳しく分類されていますのでぜひ参考にしてください。その一部を引用します。

強酸性:
 白クローバー、スギナ、ヒメスイバ、イヌタデ、スズメノテッポウ、イヌビエ

弱酸性:
 カタバミ、アカザ、ギシギシ、イヌガラシ、オオバコ

微酸性:
 レンゲソウ、ナズナ、ヘラオオバコ、コニシキソウ、スズメノカタビラ

中性:
 ハコベ、イヌフグリ、ホトケノザ、ノゲシ、オトギリソウ

酸度に関係なく生育するのは、クズ、ハハコグサ、ヨモギ、メヒシバ、ススキ

出典:土が変われば生える草も変わる。: あきやまひでき

3.昆虫から判別する

【昆虫類】湿った土壌にいるナメクジやカタツムリや、乾燥した土壌にいるダンゴムシはアルカリ土壌と言われています。ミミズが沢山生息する土壌は中性とみてよいでしょう。

まとめ

以上が簡易的な見分け方です。正確さを必要とすればやはり5000円前後のPH測定器は必要かと思います。野菜の種類によって、酸性土壌を好むものもあれば、アルカリ土壌を好む物などがあります。

筆者の経験から、逆の土壌に野菜を植えたからといって枯れるわけでもなく、ただ、成長が遅いとか、収穫率が低下するに留まる程度の影響かと思います。ただ極端な逆植えは、即ちアルカリ土壌を好む野菜に酸性土壌に植えた事例などでは、成長がかなり阻害される場合もあります。例えば、ジャガ芋はもともと酸性土壌を好みます。それを知らずして石灰を初期に投入してあるかり土壌にしてしまうと、「そうか病」という病気に罹りやすくなります。また、ほうれん草はアルカリ土壌を好む野菜で、酸性土壌に種を蒔くと、発芽率がかなり低下します。

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