hatakeさん
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野菜の旬について
日本には春夏秋冬の四季があり海外と比較しても非常にはっきりした季節感があります。この季節感は日本の独特の風情があり、その結果、その季節毎に美味しく食べられる食材も沢山あります。
昔からその季節毎に食べる食材を「旬(しゅん)のもの」と呼んでいます。しかしながら、昨今は、季節とは関係なしに、寒冷地ではハウス・温室栽培をしたり、また気候別に産地分散したり、あるいは冷蔵・冷凍技術の進歩により時期をシフトして出荷したりしています。
また国内のみに限らず、世界中から食材が航空機の利用と冷凍技術の進歩によりあらゆるものを国内に取り寄せることができ、年中市場に出回り、旬がわかりにくくなってきています。
その為に一年中食べることができる野菜も増えてきて、食材に於いては季節感がなくなりつつあります。しかしながら、国内野菜の旬の収獲時期に野菜を食べる事で、楽しい風情を楽しみながら、美味しさも抜群の味覚を味わえることができます。
また近年、地元の八百屋、駅の道、JAグループ、大規模量販店・スーパーなどでは地産地消(「地元で生産されたものを地元で消費する」)の野菜も積極的に取り扱うようになり、より新鮮で美味しい野菜が出回るようになっています。また、その地域で消費することで地域貢献にもなっています。
しかし何はともあれ、地元で生産されたものは運送時間が短く、例えば、トマト等は完熟のものが味わえる事ができます。
特に家庭菜園を行っている方は、朝に収獲してその場でもすぐに食べる事もでき、新鮮さは極上です。この醍醐味は市場で買って食べる味とは比較にならないほど美味しく家庭菜園者は既にそれを経験されています。
例えば、トウモロコシは朝一番に収獲する事で糖度が高く新鮮で生で食べても甘みがあります。
そのことから、家庭菜園をされていない皆さん方でも家庭菜園の野菜の食べごろ時期を知ることで、地産地消への協力も含め野菜の旨味を味合う事ができます。
旬の野菜の適期
野菜の食べごろの収獲タイミングを知ることで家庭料理に安く上手に取り入れながら、味合う事で、それぞれの四季の変化を楽しめると思いますので、野菜の食べごろ時期について解説をしたいと思います。(中間地と暖地での収獲を表示しています)
(1)果菜類とは、果実を主に食べる野菜のことです。
果菜類
(2)葉菜類とは、葉・花・茎を食べる野菜のことです。
葉菜類
(3)根菜類とは、地下部より収穫が出来る、根・茎を食べる野菜のことです。
根菜類