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ショウガのやさしいプランター栽培

野菜のプランター栽培は、庭先や玄関先で簡単に育てる事ができ、畑で栽培するよりも手間暇もかからない簡単で経済的な方法です。ここでは、ショウガのプランター栽培について説明します。

更新日:

1.栽培前の準備

ショウガは、プランターで育てやすい野菜の一つで、かつ香料野菜としても親しまれていますので、ショウガを栽培してみましょう。

ショウガの野菜づくりの前に、まずは陽当たりのよい場所を選びますが、ショウガ栽培では半日陰の場所でもよいでしょう。

次に、プランター栽培では小ショウガ、中ショウガが良く、品種として金時ショウガ、三州ショウガ、谷中ショウガが適しています。ショウガは高温、多湿を好み、乾燥には弱い野菜です。夏には葉ショウガ、秋には根ショウガとして収獲することができます。特に、ショウガは、発芽まで1ヶ月半〜2ヶ月ほどかかり、収穫は葉ショウガとして2ヶ月後以降から収穫できる野菜で、プランター栽培に適した野菜です。

プランター大きさとして野菜型の深いものを選び、更に容器は水はけのよい穴のあいたものを使い、鉢底石には、小石か、軽石を5cmの高さまで入れ敷き詰めましょう。ショウガの場合、プランターの深さ30cm以上の45cmまたは60cmプランターを選びましょう。45cmで2株、60cmで3株植える事ができます。

ショウガの植える時期は、4月〜5月頃が栽培時期ですが、ショウガは生育適温が25~30℃の為、最低地温が18度以上になってから植え付けをするのが良いので、できれば5月に入ってから植え付けをしましょう。

夏には葉ショウガ、筆ショウガとして、秋には根ショウガとして収獲しますので、7月〜11月の長い期間に渡り収獲できます。ショウガの適切なペーハーは弱酸性のPH=5.5〜6.0です。この数値はジャガイモ、ニンニク、サトイモも同じです。尚、ショウガの連作禁止期間は4〜5年です。

2.用土(培養土)の準備

畑と違って耕す事はできませんので、基本的には市販の野菜用の培養土を使いましょう。通常、市販の用土(培養土)には元肥も混入されていますので便利になっていますが、中には肥料入りの培養土でない場合もありますので、元肥として肥料(乾燥油かす、又は乾燥粒状鶏糞)を混ぜます。

ショウガはPH(ペーハー)=5.5〜6.0の弱酸性を好みますが、多くの植物はpH5.5〜6.5位の弱酸性の土を好みますので、市販されている培養土の多くはpH6前後の弱酸性に調整されています。それ故に、培養土をPH調整せずそのままプラッター容量に合う培養土を入れてください。

最初に、60%ほど培養土を入れてから種ショウガを配置します。その後、次で説明します方法で培養土を入れましょう。水はけの関係で容器いっぱい入れないでトップから2cm程の余裕を残して土を入れてください。これで準備完成です。

3.種ショウガを植えつける作業

ショウガの場合、小ショウガか、中ショウガの種ショウガをホームセンターで買いましょう。購入時の種ショウガの大きさもバラバラなので、種ショウガとして一片の大きさは約50グラムを目安にして、植え付け時に芽が2、3芽つくように種ショウガのくびれている節目を手で分割します。

割った後、数日間、切口(割り口)のカビ発生を防止する為に、自然乾燥されるのが良いかと思います。そして、切口が乾燥した頃に、プランターに植えつけましょう。

植え付けには、必ず芽を上向きに置きます。そして培養土を5cm厚さで覆い手で押さえます。株間は20~30cm間隔で1個づつ空けて並べます。プランター・サイズの45cmでは2株、60cmでは3株植える事ができます。

4.散水(灌水)作業

潅水は、植えつけ直後に水を十分に与えてください。ショウガは、高温多湿を好み、乾燥には弱い野菜ですから、土が乾いたら、たっぷり散水をしましょう。

30日〜45日で発芽します。発芽後の灌水頻度は生育状態に合わせて調整しますが、梅雨明け後は土が乾燥し易いので、株元にワラか、干し草か、籾殻を敷き乾燥を防いでください。

5.追肥と土寄せ作業

新芽がでてくれば、2週間おきに追肥し軽く土寄せします。追肥としては20リッター容器プランターであれば化成肥料を大さじ2杯(約20g)を目安にプランター全体に蒔いて土と混和し根元に土寄せをしましょう。土寄せをしないとうまく成長しませんので煩雑に3〜5CMの土寄せをしましょう。土寄せする土が少ない場合は培養土を補充しましょう。

また、ショウガは根菜類なので追肥として1ヶ月に1回、カリ成分の多い肥料か、カリの単肥(硫酸カリ、塩化カリ、珪酸カリ)を与えると良いショウガができます。カリ成分の多い肥料として、草木灰があります。また、ホームセンタにはリン:カリ=10:10の化学肥料のリンカリ肥料として販売されています。また追肥に速効性の液肥を使う事もできます。

6.間引き作業

ショウガの場合、間引きの必要はありません。収獲まで必要としません。

7.収獲

ショウガは平均的には1ヶ月半から2ヶ月過ぎから発芽しますので、葉ショウガを最初として収獲できます。

①ハシガミ、葉ショウガ、筆ショウガとしての収穫は

7月過ぎから、成長途中のもので、葉が6〜8枚の頃を目安に葉ショウガ、筆ショウガとして収獲ができ、甘酢漬け、生を味噌につけて食べたりもします。

②新ショウガとしての収獲は

成長の程度で異なりますが、夏の8月頃に収獲するショウガで、赤い茎の部分が付いていて甘酢漬けなどに使われます。市場では夏の6月から8月頃によく出回って梅酢漬け、紅漬け等にも使います。

8月頃の新ショウガ

8月頃の新ショウガ

③根ショウガ(ひねショウガ、単にショウガともいう)としての収獲

秋の9月〜10月に根ショウガとして収穫します。八百屋で「ショウガ」と呼ばれて販売されているものが根ショウガです。根ショウガは貯蔵されたものも含め通年出回っています。この頃に出荷される、色白のものも新ショウガとも言います。

根ショウガは気温が10℃以下になると腐りやすくなりますので、それまでに収獲しましょう。遅くとも霜(気温5度以下)が降りるまでには全て収獲します。尚、種ショウガも十分食べられますのでどうぞ。

10月頃の根ショウガ

10月頃の根ショウガ

8.保存

ショウガの保管に最適な温度は13~15℃と言われています。土がついたまま保管します。保管温度が高いと芽が出て、低いと傷んでしまいます。

また、乾燥にも弱いため水を濡らした新聞紙に包んでビニール袋に入れて保管するか、或いは、乾燥を防ぐためにラップをまいて、涼しい場所に置きます。或いは、冷蔵庫の野菜室などで保管します。

すりおろしたショウガはラップに包み冷凍しておけば、必要な分だけ解凍しながら使えます。

9.栽培動画

家庭菜園 プランター栽培のショウガを収穫 2014/11/29

出典元:YouTube

ショウガの育て方【コメリHowtoなび】

出典元:YouTube

生姜 国産 【高知県の生姜産地】 収穫

出典元:YouTube

生姜ハーベスタKS 2型1条用

出典元:YouTube

家庭菜園 葉ショウガ と 根ショウガの収穫

出典元:YouTube

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