hatakeさん
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1.栽培前の準備
野菜づくりの前に、まずは日当たりの良い場所を確保しましょう。次に、プランターで育てやすい野菜の一つとして、ここではチンゲンサイを選びます。特にチンゲンサイは、収穫までは30〜60日程の短期間で収穫できる野菜ですからプランター栽培には簡単かつ優しい野菜です。
プランター大きさとして長方形で野菜型のものを選び、更に容器は水はけのよい穴のあいたものを使い、底に小石か、軽石を敷き詰めましょう。チンゲンサイの場合、深さ15〜20cmのもので12リッターから25リッターの容量のプランターを選びましょう。色々なタイプがホームセンターで販売されています。
チンゲンサイの植える時期は、4月から10月中旬まで年中栽培が可能ですが、できれば春蒔きは3月下旬から5月までと、秋播きなら9月〜10月が適期です。
収獲は5月中旬〜12月末まです。種を蒔いて、30〜50日で収獲できますが、春秋播きは40~50日で夏播きは30日で収獲できます。発芽適温は20〜25℃で、生育適温は15〜20℃で暑さに強いです。PH=6.5〜7.0です。チンゲンサイの連作禁止期間は1年です。
2.用土(培養土)の準備
畑と違って、耕す事はできませんので、基本的には市販の野菜用の培養土を使いましょう。市販の用土(培養土)には元肥も混入されていますので、便利になっています。市販の培養土はどちらかというと中性になっているのが多いので、酸性土か、アルカリ土かを気にする必要はありません。
培養土は、プラッター容量に合う培養土を買って入れますが、いっぱい入れないでトップから2cm程の余裕を残して土を入れてください。これで準備完成です。
3.種を蒔く作業
チンゲンサイは種からまいてください。秋蒔きは虫が付きにくいので秋蒔きがお薦めです。まき溝は、深さ1cm、幅が1〜2cmほどのまき溝をつくり、底を平らにして、種の間隔が1cm程度の筋播きでばらまきし、覆土をして軽く手で押さえタップリ水をまきましょう。
条間は10〜15cmですのでプランターの幅が広ければ2条(列)植えができます。
4.散水(灌水)作業
潅水は、播種直後に水を十分に与えてください。その後は土が乾かないように散水をしましょう。水のやり過ぎには注意してください。7〜10日ほどで発芽します。灌水頻度は生育状態に合わせて調整しますが、晴れた午前中に散水するようにして夕方には葉が乾いている程度にしましょう。
5.追肥作業
チンゲンサイの場合は元肥だけで十分に成長しますので、追肥はほとんど不要です。但し、2週間毎に生育の状況を観察し生育が遅い場合には少し追肥を必要とする場合があります。その場合、20リッター容器プランターであれば化成肥料を大さじ2杯(約20g)を目安にチンゲンサイの全体に播いて軽く土と混和されるのがよいでしょう。
但し、その際、根を傷めないようにそっと土と混ぜましょう。チンゲンサイの場合、下記の市販の液肥を葉に散布される方が良質のチンゲンサイが育ちますのでぜひお薦めします。
液肥の製品として、以下に代表的なものを紹介します。
6.間引き作業
チンゲンサイの場合、1回目の間引きは本葉1〜2枚、2回目は本葉3〜4枚、3回目は背丈が8〜10cmの時に、最初は株間3〜4cm程度にし、2回目は5〜6cm、最終15cm前後の間隔にする。引き抜く時に、残された苗の根元が壊されると、成長が遅くなりますので優しく引き抜いてください。または1回目と2回目の間引きはハサミを使う方法もあります。その後、軽く土寄せをしておきましょう。
勿論、間引いたチンゲンサイは間引き菜として食用にしてください。自家栽培は無農薬栽培ができますので、すべて安心して食べられます。
7.収獲
チンゲンサイは平均的には30〜50日の短期で収獲できますが、春秋播きは40~50日で、夏播きは30日で収獲できます。それを目安として根の背丈が20〜25cmになれば収獲してください。
引き抜く時に、残されたチンゲンサイの根を傷めますので、隣の株に傷めないよう優しく根元から手で引き抜いて収獲しましょう。引き抜いた後、残されたチンゲンサイに少し土寄せをしておきましょう。
無論、ハサミで収獲されても良いでしょう。チンゲンサイは20cm越えると球に成長が早まり味が落ちますのでそれまでに収獲しましょう。
チンゲンサイ
8.栽培動画
チンゲン菜の種まきをタイムラプスで見てみよう Timelapse Japan
出典元:YouTube
チンゲンサイ[成長過程]
出典元:YouTube