コーヒーの淹れ方

ドリップコーヒーを淹れる時、一番多く使われているのは扇形のペーパーフィルターです。
一番のポイントは、最初にコーヒーの粉を全体的に湿らせ、３０秒ほど蒸らすこと。
あとはお湯を注いでいくだけで、コーヒーのおいしさがしっかり抽出されます。

ペーパーフィルターの下と横を一回ずつ折り曲げて、ドリッパーに密着させるようにいれます。

量はお好みですが、120ccのスプーンに一杯が一人分です。
慣れないときは、粉を多めにするとおいしく淹れることができます。
この分量はコーヒーカップを想定しているので、マグカップであれば倍量入れてください。

お湯を沸騰させ、ドリップ用のポットに移し替えます。
ポットに移し替えることで、お湯の温度が適温とされる90度まで下がります。
もしポットが無い場合は、少し放置して90度程度になるまで待ちます。
ポットで注ぐ場合、お湯をポットの8分目まで入れると、注ぎやすくなります。

コーヒーの粉の中心から少しずつ円を描くようにお湯を注ぎ、全体を湿らせます。
この時たくさん注がないようにしてください。
ドリッパーから一滴垂れるか垂れないか程度にしましょう。

全体を湿らせることで、粉がふくらんで香りよく抽出することができます。

5と同じように、円を描くように2,3回にわけて一気に注ぎます。
ペーパーフィルターにかからないように、粉だけを目がけて注いでください。

目標の量まで達したら、お湯がドリッパーに残っていても外しましょう。
最後まで抽出し続けると、泡から雑味やえぐみが出てしまいます。

おいしい豆を味を落とさずに保存するためには、冷蔵保存をおすすめします。
できるだけ空気を入れない状態で保存しましょう。
専用の密閉容器やジッパー付き袋が良いでしょう。
冷凍保存も良いのですが、その場合は必要量を出したらすぐ冷凍庫に戻します。
常温と冷凍を繰り返すと、豆の味が落ちてしまいます。

豆のままであれば一ヶ月以内に、粉であれば2週間程度で飲みきりましょう。