gumiさん
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賃貸物件から引っ越すとき、いくらかかるか不安になる人は多いと思います。
タバコをたくさん吸っていたり、動物を飼っていたりすると、原状回復に費用がかかります。
しかし大家さんの言うことだけ聞いていると、思いがけず損することもあるのです。
賃貸の契約に関しては注意点がいくつかありますので、それを解説していきます。
〈1〉入居時の契約書を見直す
まず、入居時の契約書を探してください。
これを失くしていると話が始まりません。
もし無いのであれば、退去することは伝えず資料を請求しましょう。
そこに原状回復や敷金について書いてあります。
「タバコを吸う場合はクリーニング代に2万円請求する」等特約が書いてあれば、従わないといけない場合があります。
内容があまりに法外であれば、訴えることもできます。
まずは内容を確認しましょう。
〈2〉できる範囲の掃除をする
退去時にどれだけ請求するかは、一部大家さんのさじ加減です。
とにかく心証を良くしましょう。
大きな傷や汚れは直しておく方が無難です。
引越し作業のあとに、部屋全体を大まかに掃除してくれるサービスを利用するのが良いでしょう。
その後の細かい作業は、節約のためにも自分でやるのをおすすめします。
風をよく通して匂いを少なくするのも大切です。
〈3〉大きく変更している箇所は元に戻す
壁に穴を開けて棚を作っていたり、様々な場所に装飾品をつけている場合は、
入居時と同じ状態に戻しましょう。
壁に大きなネジを打ち込んでいる場合は、補強が必要になる場合があるため、大家さんにきちんと申し出ましょう。
退去後のクロス張替え時にバレて、後から請求されることになります。
襖を外していたり、スイッチカバーを変更している場合も全て元通りにします。
〈4〉退去後の立会いで雰囲気に飲まれない
大家と管理会社が一緒に来る退去後の立ち会いでは、借りていた側が雰囲気に飲まれてしまう場合があります。
経年劣化の部分については、支払う必要は無いのです。
畳や襖の日焼けや、クロスに何か貼ったことによる日焼けも経年劣化です。
住んでいた期間が多少長ければ、大家さんは壁紙の張替えをします。
それは居住者のせいではありません。
小さな傷を見つけてはお金を取ろうとしてくる人もいます。
落書きやぶつけた事による傷は修繕する義務がありますが、
住んでいて仕方なくできるものは支払う必要がありません。
その時の会話や請求された内容など、その場で細かくメモしておきましょう。
後々揉めた場合の資料になります。
〈5〉修繕費の明細を請求する
明らかに自分のミスで傷をつくってしまった場合、その分を敷金から引かれ、足りない場合は追加で請求されます。
その額が納得いかない時は明細を請求しましょう。
大家さんが大まかに見積もりしている事もあります。
余分に取られるのを防ぐためにも、明細を請求して、自分で調べてみましょう。
工務店に電話して聞くのが一番簡単です。
その場合、個人だと料金が高めになるので、賃貸物件の管理をしていると言って問い合わせしましょう。
さいごに
退去時は引っ越しのことで頭が一杯になってしまいがちです。
なるべく日程に余裕を持って立ち会いに臨みましょう。
また、タバコや動物の匂いはなかなか取れるものではありません。
ここに関しては多めに請求されても仕方ないと思ってください。
そのかわり、他の部分で損しないよう、しっかりチェックしておきましょう!