kanariaさん
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両親や義理の両親が突然亡くなった場合、ショックの後にお金の問題が出てきます。
兄弟の数や資産の額、その資産が現金か不動産かによって状況が変わってきます。
ここでは細かい法律についてではなく、実際にどういう手順になるかを簡単に説明します。
葬儀屋から見積もりが出される
家で突然亡くなった場合は警察の検証があるので時間がかかりますが、
病院に運ばれて亡くなった場合、すぐに病院の担当の方から葬儀について話があります。
近所にある宗派が同じお寺・神社等を紹介され、葬儀屋さんについてもいくつか教えてもらえま
死亡届を葬儀屋に提出依頼し、火葬許可証をもらう
死亡届は死亡の事実を知った日から7日以内と決まっていますが、
3日以内には火葬するのが通常なので、すぐに提出します。
この手続は葬儀屋さんが代理でやってくれます。
この段階で自分の預金に残高があまり無い場合は不安になると思います。
家族葬でもある程度の規模で葬儀を行おうとすると、場所によりますが100万円以上かかります。
支払いは全て終わってからになりますが、用意できる金額を把握しなくてはいけません。
香典もいくらもらえるかはわかりません。
親の口座からお金をおろす
ここで親の口座からお金をおろすことは可能です。
相続の権利があれば、後で咎められることはありません。
ただ、銀行側に履歴が残るため、こっそりとおろすことは不可能です。
後々相続で揉めた場合は、誰がどこからいくらおろしたか調べられ、訴えられます。
他に相続人がいる場合は、通帳を見せて了解を取るか、おろすのはやめておきましょう。
親が高齢でカードや通帳を管理している場合は簡単ですが、
そうでない場合は家中を探すことになります。
金庫の中に入っていたり、銀行の貸金庫に預けてある場合は手に入れられません。
その場合は早急に銀行の手続きをする必要があります。
しかし、必要書類が多くあるため葬儀には間に合いません。
この場合は諦めて、自分ができる範囲の葬儀を考えましょう。
どうしても困る場合は、他の親族にお金の相談をするしかありません。
葬儀屋に相談する
お金が用意できない場合は、葬儀屋さんに正直に相談しましょう。
支払いの段階になってからでは遅いのです。
小さな葬儀でも心を込めて送り出すことはできます。
無理せず自分のできる範囲の葬儀を行いましょう。
まとめ
親がかなりの高齢でなければ、葬式について考えることは無いでしょう。
万が一の時に頼れる親族がいない場合は、親と将来のことを相談しておくことをおすすめします。