harumaruさん
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【悲報】NHK紅白歌合戦 性加害問題のあった園子温監督作品の主題歌だったとの理由で星野源さんの曲が変更されてしまう
「地獄でなぜ悪い」は星野も俳優として出演した、2013年の同名映画『地獄でなぜ悪い』の主題歌。監督は園子温。その園子温はここ数年、性加害の問題が取り沙汰され、表舞台に出ることはなく、当然のごとく新作も撮れない状況になっている。
「地獄でなぜ悪い」は、出演者である星野が園監督からの依頼で作った主題歌であることから、紅白での歌唱への疑問、批判の声が上がり始めた。
出典:星野源の紅白「地獄でなぜ悪い」への批判。園子温監督の性加害問題、キャンセルカルチャーの線引きは…(斉藤博昭) - エキスパート - Yahoo!ニュース
一方で、この「地獄でなぜ悪い」は、星野がくも膜下出血で療養していた時期に発売された曲であり、映画とは無関係であることを強調するファンは多い。実際、性加害で問題になっている人物そのものではなく、基本は無関係な作品である主題歌が、どこまで“制限”されるべきか、疑問の声も目につく。
出典:星野源の紅白「地獄でなぜ悪い」への批判。園子温監督の性加害問題、キャンセルカルチャーの線引きは…(斉藤博昭) - エキスパート - Yahoo!ニュース
NHKは26日、大みそかの第75回NHK紅白歌合戦で、星野源(43)の曲目を「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」に変更すると発表した。「地獄でなぜ悪い」は、かつて性加害問題が取り沙汰された園子温監督の同名映画の主題歌だった。
出典:NHK紅白、星野源の曲目「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」に変更 性加害疑惑、園子温監督の映画の主題歌 - zakzak:夕刊フジ公式サイト
映画『地獄でなぜ悪い』予告編
出典元:YouTube
NHI紅白 公式HPで曲変更について発表
第75回NHK紅白歌合戦 星野 源さんの曲目変更について
12月23日に行った「第75回NHK紅白歌合戦」の曲目発表以降、星野 源さんが歌唱する「地獄でなぜ悪い」に関して、
さまざまなご意見をいただいております。
私たち制作チームは、今回のテーマである「あなたへの歌」のもと、この楽曲に込められた思いやメッセージを、テレビを
ご覧になる「あなた」へお届けすることで、今さまざまな時間を過ごしている人たちを勇気づけたい、という思いから、
楽曲の選定を行い、オファーしました。
なお、アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません。
しかし、曲目発表後の反響を受け、あらためて紅白制作チームとアーティストサイドで協議を行い、番組全体の構成や演出面
などから判断し、星野 源さんの歌唱曲を、デビューアルバムに収録されている『ばらばら』に変更することを決定しました。
ぜひ、紅白制作チームならびに星野 源さんが思いを込めたパフォーマンスにご期待ください。
第75回NHK紅白歌合戦
2010年6月 星野源さんが「ばらばら」の歌詞について語る
―1曲目の“ばらばら”に、「世界はひとつじゃない」っていう歌詞があるじゃないですか。あれはどういう意味なんですか?
星野:子供の頃チャリティ番組を観てて、「世界はひとつ」って言われたときに、ものすごく違和感があったんです。何故そう感じるのかなのか自分でもよくわからなくって、ずっと考えてたんですね。で、「ひとつになる」っていうことが、そもそも違うんじゃないかなと思ったんです。「ばらばらのままでいいのにな」って。それと、絶対に同じ考えの人はいないんだなっていうのはずっと思っていて、それを曲にできないかなと、ぼんやり考えていたんです。それで、25歳くらいのときに、人生最悪に嫌なことがあったんですよ。もう死にたいみたいな(笑)。そのときにポロッとできた曲なんですよ。
―その嫌なことは訊かないほうがいいですか?
星野:そうですね(笑)。まぁ、仕事の面でも、私生活の面でも、いろいろ重なって。それを自分で処理しようとしたんだと思うんですけど。でも、自分のなかではすごい前向きな歌なんです。
―前向きな感じはありましたね。でも、「ひとつじゃない」って言いつつ、「みんな手をつなごうよ」みたいな感じがあると思うんです。
星野:人と人が手を繋いだらやっぱりどう頑張っても「ふたつ」なんだと思うんです。そこをすっ飛ばして「ひとつになろう」って言うから違和感があったんだと思って。ばらばらだからこそ手と手をつなげるのであって、ひとつになっちゃうっていうのは目的が変わってきてるんじゃないかなって。
―あー、微妙な違いですけど、言いたいことはわかります。
星野:SAKEROCKは、みんな趣味もばらばらだし、服装もばらばらだし、そういうバンドだなと思ってるんですけど、僕が好きな集団は、そういう人たちが多くて。みんながばらばらなことを考えながら集団を持続させていくのって、むちゃくちゃめんどくさいんですけど、それが健全なんじゃないかなと思います。ばらばらのままでも「ひとつ」のものを生み出せるだろうっていう、そんな歌だと思います。
先日発表された「第75回NHK紅白歌合戦」の、星野源の歌唱楽曲についてご報告させていただきます。
楽曲「地獄でなぜ悪い」は星野源の曲です。
星野は2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。後述する映画のストーリーを音楽として表現したものではありません。星野源の中から生まれた、星野源の歌です。
一方で、すでにSNS等で指摘されているように、のちに性加害疑惑を報道された人物が監督した映画の主題歌であること、映画タイトルにある「地獄」というワードにヒントを得たこと、映画タイトルと同名の楽曲であることもまた事実です。この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性があるという一部の指摘について、私たちはその可能性を完全に否定することはできません。
今回の歌唱楽曲は「アーティストの闘病経験を経て生まれた楽曲で、いま苦しい時代を生きる方々を勇気づけてほしい」という、紅白制作チームからの熱意あるオファーを受けて選定された経緯があります。しかし、そのオファーの意図から離れ、真逆の影響を与えうるのであれば、それはオファーを受けた私たちの想いに反してしまいます。そのため、今回同曲を歌唱することを取りやめることにいたしました。私たちは、あらゆる性加害行為を容認しません。
この曲が多くのファンの皆様に愛していただいている楽曲であることを、私たちはよく理解しています。また、星野自身もとても大切にしている楽曲であることはこれからも変わりません。
紅白制作チームと協議の結果、今回は曲目を変更し、「ばらばら」を弾き語りします。
ご期待いただけますと幸いです。
星野源&スタッフ一同