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セクシー田中さん 調査報告書発表 日テレが原作者の要望をことごとく無視、嘘の回答「どう考えても日テレが悪いのに『コミュニケーション不足』で片付けてる」
日本テレビ系列で去年10月から放送されたドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、漫画家の芦原妃名子さんが今年1月、亡くなりました。
日テレは、原作側の要望をないがしろに
原作者は今年1月、ブログなどで、ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」「漫画に忠実でない場合は、原作者がしっかりと加筆修正」することがドラマ化の条件だったとつづっています。
しかし、日本テレビ側は、小学館側からドラマ化の条件として明確に伝えられたという認識はなかったということです。
原作者側に「嘘」の回答(この時点でもう信頼関係は破綻してる)
去年10月、あるシーンについて、原作者から小学館を通じて問い合わせがありました。このシーンの撮影は5日後の予定でしたが、日本テレビ側はすでに撮影済みと回答しました。
こう回答した理由について、日本テレビ側は、出演者とスタッフが2か月かけて入念に準備を重ねてきたため、内容の変更を求められると撮影現場に多大な迷惑がかかると思い、とっさに事実と異なる回答をしたということです。
原作者からの要望を自分の都合のいいように解釈
このオリジナル部分については去年6月、小学館側から日本テレビ側に対しメールで、「原作者から、脚本の形か、(構成やあらすじ、セリフなどが書かれた)詳細プロットの体裁で提案したい」「許諾の条件というほどではありませんがはっきりとした要望として検討してほしい」と伝えられていました。
このメールについて、日本テレビ側は「ドラマ化の条件」だとは認識せず、あくまで今後に向けた「お願い」として捉えた可能性が高いと調査報告書では結論づけています。
脚本を誰が書くかの認識について、10月には原作者から小学館を通じて日本テレビ側に対し、「オリジナル部分は原作者があらすじからセリフまで全て書くと約束した上でドラマ化を許諾した」という認識が伝えられました。
つまり、原作者が脚本を書くこともあり得るという立場でした。
一方、日本テレビ側は原作者が書くものは「あらすじからセリフまで」のプロットであり、それをもとに脚本家が脚本を書くという認識だったとしています。
脚本家にも、日テレの保身のため不誠実な対応
原作者の脚本を使用した9話・10話について、日本テレビは、これまでドラマを共に作ってきた脚本家の名前を字幕でクレジット表記する方法を模索しましたが、原作者の理解を得ることはできませんでした。
その結果、9話は脚本家の名前を表記せずに放送しました。
10話については、1話から8話を担当した脚本家として入れる形で原作サイドの了解を得て、放送しました。
こうした状況について、脚本家は、ヒアリングに対し「クレジットに関しては日本テレビに決定権があるはずなのに、日本テレビは最後まで自分を守ってくれなかった」と述べています。
芦原妃名子さん死亡について日テレ「そもそも契約書は存在しない」と主張「小学館が原作者の代理人を務めてない」。セクシー田中さんなど。