【悲報】AIが10倍の速度で漫画を翻訳し輸出作品数を増やす計画 校正などチェックが必要との指摘相次ぐ

29億円の中に、AI翻訳に対するチェッカーさんへの報酬は入っていますか…
楽ちんラクチンAI翻訳～→赤入りまくり→「実質翻訳のし直しになりますので、校正料ではなく翻訳料をいただきます」→チッうぜーな、チェッカーもう使わねえ→結果、ハナモゲラ語が輸出される、の図が今から容易に想像できるぞ https://t.co/3hUK250o32

— 紅い傘に銅鑼の声（紅傘） (@RedUmbrella3594) May 6, 2024

アニメーターや漫画家よりも先に滅ぶのが翻訳業なんですよね。

AI翻訳の間違いを校正できる人材を育成する環境がなくなるので、今できる人が引退したら終わりです。😑 https://t.co/HoEgA1YLWW

— Kataho@フランクフルト🌭 (@sakaikataho) May 6, 2024

本文を読んだ。気になるのはこのあたり。

「まずAIが変換したのちに、翻訳家が表現を修正して最短2日で納品する。」

将来的に漫画翻訳家をどう育成するんだろう。翻訳実務を経験してないと、修正もできないと思うのだがどうだろう？🤔

— Kataho@フランクフルト🌭 (@sakaikataho) May 6, 2024

漫画翻訳でAIを活用し熟練者に修正させれば、たしかに海外輸出点数は増えると思う。「短期的には」とう条件がつく。
熟練者が熟練するためには実務を経験する必要があるわけで、長期的にはそういう「場」がなくなってしまうのでは？と危惧するばかり。

— Kataho@フランクフルト🌭 (@sakaikataho) May 6, 2024

僕はドイツ語や周りの国でマンガ翻訳やアニメ字幕に関わる人と話すこともあるけど、現場はすでに疲弊しているんですよ。単価が安すぎて。。。
すでに熟練者が育ちにくい環境になっている。。。

— Kataho@フランクフルト🌭 (@sakaikataho) May 6, 2024

個人的な意見だけど、僕は、AI活用＋熟練者というのに反対ではない。ただ、同時に議論する必要があるのは、今後の熟練者の育成方法。
AIによる生成結果を修正する人の熟練レベルの確保がどんどん難しくなるわけで、マンガ翻訳のような文芸翻訳者の長期的な育成、確保がどうなるのか心配ではある。

— Kataho@フランクフルト🌭 (@sakaikataho) May 6, 2024

比喩・暗喩・造語・文化的情緒的なニュアンス、AI翻訳が最も使えない領域でしょ。翻訳家に校正頼むのも二度手間の癖に単価低すぎて問題になってるし。
そもそも海外ファンの立場で考えたらAI翻訳でファンの足元見た手抜きコンテンツなんてまともに売れると思えん。
その29億円を翻訳家に払えよ。 https://t.co/TKRnTxouhY

— Aqu2 (@Aqu21977920) May 6, 2024

AIの生成結果って、プロが見たら「全修」になることもありますからね。。。いちから訳すほうが早いことも。翻訳と校正／修正はそもそも別の職域。翻訳者だから修正も簡単にできるという認識は翻訳の実務をやったことがない人の発想に思えてしまう。。。

— Kataho@フランクフルト🌭 (@sakaikataho) May 6, 2024

漫画翻訳の場合は、日本語から現地語なのでたいていの場合は外国人になる。彼らと話はしたのだろうか？AI活用でもっと量をさばけるようになると賛成なのだろうか？
プロジェクトは官民の出資なので公費も入る。決定のプロセスも公開したほうがいいんじゃないだろうか。🤔

— Kataho@フランクフルト🌭 (@sakaikataho) May 6, 2024