松本人志の性加害報道に弁護士の吉峯耕平さんが見解「よくよく読んだら拒否してるし、許諾した人も同意に基づく行為でしかない」 松本人志の性加害報道に弁護士の吉峯耕平さんが見解「よくよく読んだら拒否してるし、許諾した人も同意に基づく行為でしかない」 更新日:2024年01月09日 ringoさん VIEW 松本人志の性加害報道に弁護士の吉峯耕平さんが見解「よくよく読んだら拒否してるし、許諾した人も同意に基づく行為でしかない」 しょうがないから、有料登録して全文よみましたよ。2人の被害者が告発していて、うち1人については小沢、松本とのLINE、SMSの画像がある。この記録は捏造ではないだろう(松本の電話番号であることの裏は取っているようだ)。そうすると、ホテルでの飲み会があったことは事実だろう。問題は、 https://t.co/X0rPZ98RCe pic.twitter.com/1Be93BD4vp— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 26, 2023 ホテルでの飲み会において、性的強要があったかどうかで、この点についての客観的証拠はない。他方、2人の告発者がかなり具体的な話をしており、絵空事と断ずるには躊躇を感じる。ここは訴訟で決着をつけるしかないのではないか。松本からは、週間文春に名誉毀損で訴訟を提起することができる。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 26, 2023 その場合、文春が性加害(不同意わいせつ罪に当たるような事実)が真実であると立証できれるかが焦点となる。ただ、文春はこの報道以上の材料を隠し球として持っているはずで、松本としては、訴訟にすることのリスクも考えるはずだ。とはいえ、放置すれば性加害を事実上認めることに近い。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 26, 2023 第三者としては、現時点では、なんともいえない。高級ホテルで飲み会があったからといって、性加害が事実とも限らず、捏造された冤罪の可能性は否定できないのだ。しかし、法的措置がないまま時間が経てば、なぜ放置するのか、事実だからではないかという批判をすべきことになるだろう。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 26, 2023 ただ、本件は、少なくとも現状では、告発が捏造(の可能性が高い)と判断する材料はない。可能性を想定することは必要だが、捏造だと告発者を批判することは控えるべきだろう。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 26, 2023 吉本興業から公式声明がでました。ポイントは「今後、法的措置を検討していく予定です。」というところですね。本件は全く根も葉もない話ではないので、法的措置は必須と思う。仮に事実がないとしても、敗訴リスクを考えて黙殺方針を取ることは考えられるところだが、それではもたないのでは。 pic.twitter.com/1pFAQhOnna— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 27, 2023 本件の事実認定のポイントは、まず、「スピードワゴン」小沢一敬のLINEだ。今ごろ吉本興業の危機管理チームが検討してるだろう。告発が大枠で正しいのであれば、膨大なLINEが保存されているはず。女衒業務の記録、証拠作りにLINEを使っていたのであれば、消去できないはずだ。 pic.twitter.com/4NEQzS12JQ— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 27, 2023 文春側からみると、複数の「被害者」の小沢とのLINEを突き合わせて、一定のパターンを発見できれば、それが裏付けになる。告発者のうち1名はLINEの話が出てこないが、これは隠し玉として温存しているのかもしれない。また、今回の報道は、攻撃第一弾であるとともに、証拠収集の手段でもあるはずだ。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 27, 2023 これはどうなんだろう。Daigoの投稿は「なぜ警察ではなくて、週刊誌なんだ」という疑問だが、その背景には適正な手続によって処理されることへの願望があると思う。週刊誌による告発を全て否定するものではないが、それが私刑として機能することへの危惧は正当なものだ。https://t.co/XCxStFi9Pg— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 28, 2023 なるほど、このタクシー代云々のメッセージは、絵文字が省略されているとか、適宜要約されている可能性はあるのか。画像から外しているのは、何かの意図があると想定すべきだろうな。https://t.co/VSK2cBgm2V pic.twitter.com/YOCgAyp3IO— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 28, 2023 ただ、少なくとも証拠を全然みれない第三者の視点では、事実認定の解像度(解明度)が低いので、こういうやり取りを重視するべきではない。草津の模様替えとか録音のように、決定的な点があるかどうかを考えるべきで、それがないなら司法で決着してもらうしかないのかなぁと。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 28, 2023 松本人志の件については、事実はどちらか分からないので決めつけずに静観するというスタンスが大勢みたい(一部、決めつけて松本批判をする人や、ついて行ったのが馬鹿だみたいなことを言う人もいるが、少数)。さすがに、草津の決着がついて、大騒ぎにもなった後なので、影響しているのかな。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 29, 2023 モラハラ的な投稿。「松本さんがそんなことするわけない!」というコメントが多ければ、それは決めつけによる擁護と取られるだろう。https://t.co/Zf4kUv8ZII— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 29, 2023 草津捏造事件は、特殊なケースだった。①事実関係が100%解明されたこと(録音)②性的な接触が一切なかったこと(何らかの性的接触があるが同意があった、というケースではなかった)③黒岩町長に対する周到・執拗な攻撃が実施されたこれほど好適な反省材料はない。https://t.co/wUDlzdbs43— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 29, 2023 通常の性被害・セクハラ告発ケースでは、事実認定の絶対的な結論は出ない。仮に判決が出ても、「本当は事実は違う」という主張がなくなることはない。また、性行為やそれに類する密接な関係があり、同意の有無やそれが性行為に該当するかが争いになることが多く、事実自体に曖昧なところがある。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 30, 2023 草津のように、一切の性的接触がなく、それが捏造であることが100%証明されることは、まず考えられない。そのような稀なケースであるため、性犯罪・セクハラの告発がどのような被害をもたらすのかが、明確に観察できる。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 31, 2023 また、捏造は早い段階から明白だった(2020年12月のリコール前には、録音の存在が明らかになり、裁判所が仮差押決定において名誉毀損を認定した。)。執拗なネットリンチは、それを無視して実行されたのであり、その機序の解明・反省が必要である。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) December 31, 2023 小沢のLINEとされるスクショが報道された。事件直後の言動を、性被害事実がなかったことの根拠にすることは、かなり慎重でなければならないというのが一般論。混乱の中送ってしまったというには詳細で、レイプ直後のメッセージと説明するのはやや苦しい気はする。https://t.co/qYj5wijiVu pic.twitter.com/mENXiZjwjg— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 5, 2024 私が気になるのは、会がいつまで続いたのかだ。文春の報道によると、会は深夜12時過ぎに終わり、22時頃の小沢のメッセージは、証拠作りだという。このLINEが捏造でないとしたら、松本・小沢の主張は、22時過ぎに会は終わり、「帰ったけど大丈夫?」というのが小沢のLINEなのだろう。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 5, 2024 どちらが正しいのかは、ホテルの防犯カメラの画像記録を見れば分かる。しかし、さすがに8年前の記録はもう消去されているだろう。ただ、小沢のLINEがアリバイのための証拠作りだとしたら、当時であれば一発でバレる工作である。当時、被害者がレイプを訴えれば、警察はホテルの出入りを調べる。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 5, 2024 そうすると、12時過ぎに帰っていることは客観的な事実として判明するので、22時のLINEは意味不明となる。そもそもレイプ行為の最中に「大丈夫か」とLINEをするのが証拠作りになるのかというと、よく意味が分からない。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 5, 2024 このメッセージが決定的とは思わないが、この情報は伏せて報道した文春の姿勢には、極めて大きな疑問を感じる。もっとも、このスクショが完全な捏造である可能性は残っており、そうであれば文春(そんなメッセージがないことを見ているはず)は見解を明らかにするべき。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 5, 2024 一例として、伊藤詩織氏の以下のメールがあっても、民事訴訟で不同意の事実が認められている。「山口さん、お疲れ様です。無事ワシントンへ戻られましたでしょうか?VISAのことについてどの様な対応を検討していただいているのか案を教えていただけると幸いです。」(不正確かもしれない)— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 5, 2024 「事後」のやり取りによっては、事実認定を行うことは難しい。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 5, 2024 このコメントほ余計な気がする。まぁ、大勢に影響はないが。https://t.co/N0ByrX4KcM— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 5, 2024 不思議なんだけど、こういう言い方をする人が結構いる。飲み会の開催と、性行為があったかどうかは全く別の話。そもそも報道の時点で、飲み会自体は間違いのない事実だと思われていたので(LINEやメールがある)、いまさら認めるのどうのという話ではない。https://t.co/2IJnzBlbmy— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 6, 2024 これも同じ。どこから、「性行為もあった」という話がでてくるのか、さっぱり理解できない。https://t.co/u3XHAHYgsU— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 6, 2024 「続報」「追撃」みたいなノリで2人目の「被害者」の話がでているが、これは当初から報道されていたもの。有料でしか見れなかったものが、無料で公開されたに過ぎない。なお、メール、LINE等の裏付けが出てないが、何かあるのを温存している可能性はあると思う。https://t.co/e1GYgfeGar— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 6, 2024 最初の報道だと、メールのやり取りがあって(画像などはない)、「男女の関係を求めていらっしゃるのであれば、私は難しいです」という「被害者」の返信に対し、放送作家が、「じゃあ、来なくて大丈夫です」と返している。今回の記事だと「大丈夫です」となっている。 pic.twitter.com/K312tLWarz— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 6, 2024 切り取り方の違いに過ぎないということなのかもしれないけど、こういう重大なポイントについて、表現を変えるのは不適当だと思う。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 6, 2024 最初の報道だと、放送作家が肉体関係を示唆して来るように誘ってきて、無理だといったら、じゃあ来なくていいよという話になったという流れ。これも事実だとしたら乱暴な話ではあるが。今日の報道だと、来なくていい、なのか、いいから来い、なのか、「大丈夫です」の意味が曖昧。あえてぼかしたか。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 6, 2024 松本人志が、活動休止。とはいえ、事実を認めるというわけではなく、裁判に注力すると明言しており、訴訟で決着をつけるとのこと。裁判としては、具体的には、事務所・松本等から週刊文春に対する名誉毀損裁判(民事)ということになる。また、刑事告訴するのかもしれない。https://t.co/zTZLuaHPyt pic.twitter.com/kAkdtK6sdm— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 8, 2024 これは正直、意外な展開だ。仮に性加害の事実がなく、告発が捏造だとすると、これはおそろしいことだ。もちろん、事実としては性加害が存在して、松本は悪あがきをしている可能性も否定はできない。いずれにしても、決着は訴訟でつくことになるのだろう。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 8, 2024 今後の展開としては、松本による週刊文集に対する民事訴訟(名誉毀損)の提起はほぼ確定と言っていいだろう。(a)名誉毀損が認められた場合 松本は「シロ」として芸能活動再開(b)真実性が認められて、松本の請求が棄却された場合 告発は事実と裁判所が認めたことになり、松本は引退方向— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 (c)真実相当性が認められて、松本の請求が棄却された場合 この場合は微妙。告発の事実は真実と認められなかったが、逆に虚偽と認められたわけでもない。また、それっぽい外見があったと裁判所が判断したわけで、「事実じゃん」と批判されることになるこの場合も復帰は難しいだろう— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 結局、松本は真実(相当)性がないとして勝訴するしかない。そういう意味ではセクハラの告発は重視されることは確定した。この段階で松本人志を批判する必要はなく、判決が出た後に批判すればよい。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 このようなケースでは、①松本が無実の場合のシナリオを考えて、それとは別に、②松本による性加害があったシナリオを考えて、どちらのシナリオもあり得るものとして並列的に分析する必要がある。(このような思考方法はかなり不自然なもので、法律専門家でないと難しいと思う。)— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 現時点で心配なのは、①の無実の方のシナリオだ。仮に松本が無実なのであれば、捏造告発によって、大変な被害を蒙ったことになる。また、大きなビジネスが、嘘の告発によって一時的にしても瓦解したということになる。無実を主張するのであれば、筋としては、芸能活動を続けながら裁判所の判断を— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 仰げばよいと思うのが、実際にはそれは難しい事情があるのかもしれない。あるいは、一時休止のデメリットよりも、訴訟で勝つ確率を最優先させたということか。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 文春の続報が出た。大きく分けると2つの記事があるようで、1つは前回の記事についての「お礼LINE」に関する告発者Aの反論。一般論を述べる部分は追加の材料とはならないが、LINEのやり取りがかなり残っているようで、これは裏付けとして有効なものに見える。https://t.co/rAlq2nCW23 pic.twitter.com/Qyw11FqrWl— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 もう一つの記事が本丸で、かなりの新情報が含まれている。①福岡の会合:「パンクブーブー」黒瀬純、C(性行為)②大阪の会合:「クロスバー直撃」渡邊センス、たむらけんじ、放送作家X、D(拒否)③大阪の会合:渡邉、たむら、X、E(拒否)④別の飲み会:抽象的、性行為なし— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 松本人志、酷い!という感じの記述が延々と続くが、よく読んで整理してみると、具体的な性行為が書いてあるのは①のみ。②③は、取材に応じたDEは拒否して、他の参加者と何かあったと聞いているという伝聞でしかない。①も、書いてあるのは、同意に基づく性行為でしかない。 pic.twitter.com/tfXwSOV2ys— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 2つ目の本丸記事(有料)のURLはこちら。https://t.co/dyZVafdHmJ法律的な観点から見ると、違法性がないものを、精一杯膨らませて印象操作をしている感じ。少なくとも、第一報の(時効とはいえ)強制性交等・強制わいせつの告発とは問題のレベルが違う。 pic.twitter.com/auGPmTFNt7— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 初対面の女性をホテル飲み会に呼び、その場で性行為というのは、仮に事実だとしたらアホなことだと思うし、法的には適法であっても倫理的には褒められた話ではない。妻との関係では法的問題でもある。松本人志が誰とも性的関係を持たない聖人君子とは思わないわけで、批判になるの?という気はする。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 記者会見をやれという意見があるが、私はやるべきとは思わない。要は訴訟で勝つか負けるかだけの話であって、記者会見でどうにかなる話ではなく、有害無益。これは松本が全くの無実で、告白が捏造であっても、そう考える。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 草津町の件では、無実の町長が正々堂々と記者会見に応じ、説得力のある主張を展開したが、分からず屋がなるほどその通りでございますとはなることはなかったし、会見後の報道は、町長の主張の重要部分(録音や裁判所の決定)に言及さえしなかった。https://t.co/Z5UkwUgNtD— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 シロかクロかは0-100%の数字だけでは表現できず、解明度(どの程度証拠が出ているか)も考慮しなければいけないし、主張事実の態様も関係する(例えば、全く接触のない捏造なのか、飲み会はあったのか、性的接触はあったけれど同意ありなのか等)。それを前提に単純化して0-100の数字で表現すると— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 第一報の時点:50「お礼LINE」スクショが出た時点:45第一報の補足(友人とのLINE):65第二報:70くらいの印象(完全なクロが100)。お礼LINEは決定的ではないが、一定の効果がある。友人とのLINEは有力な材料。第二報は数はあるけれど違法行為はなく、あまり参考にならない。— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 ちなみに、草津事件のときの私の感覚は、以下の通りです。草津の件では、「告発」が信用できないことは、最初期から明らかだった。それにも関わらず酷いネットリンチがなされていたから、捏造だと断言した。https://t.co/tmW8rtBSrb— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) January 9, 2024 1