ringoさん
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京都人「いけず石?あれはむしろ親切石と呼んで欲しいわ。下手な人は車で通ったらアカンねん」
ライターAさん(50代女性)は、今や屈指のオフィス街・烏丸御池(京都市中京区)からほど近い商家に生まれた。車より自転車やリヤカーなどが多く行きかっていた当時、自宅近くに建つ町家の角に大きな石が置かれてるのを見て、明治生まれの京女である祖母に「これは何?」と尋ねたことがあったという。
すると「あれは、リヤカーや車が角を曲がる時に家の壁や縁石を傷つけんよう、気を付けて通っておくれやす、っていう意味で置いてあるんや」との答えが返ってきたそうで・・・。
──「いけず石」と呼ばれてることについて、京都人として率直にどう思われましたか?
「車が塀や縁石に当たったらどっちも傷いくし、そうなる前に注意喚起してるんは『いけず』と違って『親切』やん。むしろ親切石と呼んでほしいわ」とか、「京都の道は狭いんやから、下手な人は車で通ったらアカンねん。それに、もしもの時でも、石があったら家は傷いかへん。車だけの被害で済むんやんなぁ」って、幼馴染と盛り上がったりもしましたね(笑)。
車1台通るのがやっとな細い道も多くあり、碁盤目状に規則正しくみっちり建物が並ぶ、京都の街中。そこで目についたのが、道の淵に置かれたほど良く存在感のある石。調べてみると「いけず石」と呼ばれているものら
「いけず石」として有名な石ですが、置く方にも言い分があります。
京都は道路が狭いので、これを置いておかないと、壁にぶつけて逃げちゃう車が居るんです。
100年以上住んでる人がゾロゾロいる京都では、道を広げる事は難しいですから、自衛するしかないんです。 https://t.co/twItt78vAS