【群馬県みなかみ町】児童の陰部触診した医師に同業者から擁護の声 「思春期早発症の発見に必要」

『学校検診で陰部診察ガー』で盛り上がってるようだが

炎上してる先生、小児内分泌の先生で、思春期早発症についても総説書いてる人なんで、そりゃ陰部診察するだろうなと

ただ、なぜ毛の有無を確認する必要があるのか、おそらく学校側も理解しておらず、検診医も学校に説明してなかったのかと

小児内分泌科医の診療行為なんて、一般から見ると『性犯罪』と間違われると思うんだけど、ではそれで思春期早発症や性分化疾患を見逃した場合、『誰が』不利益を被ることになるのか

考えてみれば分かる話なんだが、『お気持ち』で学校検診運営したいのであれば、その見逃しを許容するしかないだろね

思春期早発症
『小柄のまま』
『本人や周囲が戸惑う心理社会的問題』
『脳などに思春期を進めてしまう原因になる病変』

この辺りを社会が許容するかどうかだろうね
http://jspe.umin.jp/public/sishunnki.html

陰部診察って、一般の人には『陰部見るなんて変態』になっちゃうけど、小児科医、特に小児内分泌科医にとっては日常茶飯事の診療行為なのよな

学校検診で思春期早発症・性分化疾患を見つけるために『診療』してるんであって、一般の『変態』とは異なる。ただ行動自体がおんなじなのでトラブルになる

この辺は乳がんの人の乳房の触診・視診でもおんなじ話

『診療』なんだが、はたから素人が見れば『変態』になってしまう

小児科でよく言われる『頭のてっぺんから足のつま先までくまなく診る』は、令和の今の時代、受け入れられないんでしょうね

害を被るのは『こども』なんですが、致し方ないですね

『学童期の健康診断というのは思春期に入る前から思春期に』
『成長と成熟のアンバランスがないかということを見ていくことが一番大事』
『専門家の立場としては必要』
『それで見つかる病気の人がいるから、しないよりはした方がいい』

小児内分泌科医なら皆こう言うね

学校医として20年以上、学校健診を行っている柴田小児科医院の柴田雄介院長
『下腹部を診察するようなことはほとんどない』
『一般的な児童であれば発達を見るようなことはない』

柴田先生は小児内分泌科医でなく、感染症がご専門

しかし小児内分泌の研修してれば理解できるはずなのにね

つまりどの程度、思春期早発症や性分化疾患を診ているかという事に尽きる

小児内分泌を専門にしていれば、陰部診察は必須

一方、念頭になければ『発達を見る事はない』とメディアで断言してしまう

やはりこういう案件に『お気持ち』で軽々に取材に応じてしまうのは、専門家側からの評価を落とすね

幸いワイは小児内分泌のトレーニングを受けたほうなので、3歳でターナー症候群を見つけた事もありまして

『低身長女児を見たらターナーと思え』は念頭に置いている

一方、学校医のベテランと言われる先生が、見逃し続けたターナー症候群の子(すでに思春期終了)を見つけたりした事はありましてね

今回の件で保護者が

『謝る気がない』
『全く反省してない』
『できれば医師をやめてほしい』
『人を傷つけたことを理解できない人ならやめてもらいたい』

って言ってて、知らないって事はホントに危険な事だなと実感する

あと日テレも『お気持ち』で炎上させずに、きちんと背景を報道せえよ

日本小児内分泌学会や日本小児科学会が声明を出すかな～？

そのために高い学会費払ってんだから、こういう時こそ活動せえよ

学校検診反対派は、毎度『陰部』とか『性器』に過剰反応し過ぎ

四六時中、頭の中がソレなんだろね

お幸せなことで