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【台湾地震】人懐っこ…

【台湾地震】人懐っこすぎて警察犬になれなかった犬が救助犬として活躍 「災害救助犬は死んだ人を見つけると落ち込むのでたまに生存者発見ごっこをする」

【台湾地震】人懐っこすぎて警察犬になれなかった犬が救助犬として活躍 「災害救助犬は死んだ人を見つけると落ち込むのでたまに生存者発見ごっこをする」

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【台湾地震】人懐っこすぎて警察犬になれなかった犬が救助犬として活躍 「災害救助犬は死んだ人を見つけると落ち込むのでたまに生存者発見ごっこをする」

当局や現地のメディアによると、仲間の救助犬とともに現場に出動したロジャー(8)は、この地震で死亡した13人のうち1人の遺体発見に貢献した。

台湾中央通信社(CNA)によると、ロジャーは相棒のハンドラーと共に大きな被害が出ている太魯閣渓谷に入り、行方不明になっていた21歳の女性の遺体を発見した。

現場で活躍する救助犬の中でも特にロジャーが注目を集めたのは、過去に失敗したという経歴のためだった。

生後間もなく麻薬探知犬の訓練所に入れられたロジャーは、遊ぶことと食べること、それに人間が大好きだったことから、気が散って訓練士の命令に集中できず、うまく反応できなかった。

このため麻薬探知犬としては失格になった。

しかし元気いっぱいで賢いロジャーの性格は、救助犬という仕事にぴったりだった。

ハンドラーと一緒にマスコミのインタビューに応じた際も、その元気さをフルに発揮して、尻尾を振りながら記者のマイクに飛びついた。

高雄市消防局の救助犬隊長によると、ロジャーは1歳の時に救助犬訓練所に転校した。「彼が良くなかったわけでも、仲間たちとうまくやれなかったわけでもない。ただ、麻薬探知犬に求められる条件として、落ち着きがなさすぎたり独立心が強すぎたりしてはいけない」と隊長は説明する。「一方で、救助犬にはまさにそれが求められる」

台湾のSNSでも救助犬の活躍は賞賛の的になり、「ロジャーは台湾の誇りだ」というコメントもあった。

ロジャーは今、地震現場で活躍するベテラン救助犬に成長した。台湾中央通信によると、2018年に同じ地域を襲ったM6.4の地震で現場にデビューして以来、これまでに7回の捜索救助活動に加わっている。

しかしロジャーが引退する日も近付いている。高雄市消防局は、救助犬が9歳になると、その犬にふさわしい家庭に引き取ってもらっているという。

出典:人懐こすぎて警察犬になれなかった救助犬、台湾地震の被災地で活躍  - ライブドアニュース

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