hayateさん
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【告白】元巨人 田原誠二 「山田選手へのデッドボールがフラッシュバック」加害者の本音
でも、今まで通り投げられたかというと、そうでもありません。強打者が右打席に入り、「もう、ああいうことはないようにしよう……」と思えば思うほど、山田選手へのデッドボールがフラッシュバックしてきます。こうした自分のメンタルのブレがチームに悪影響をもたらし、もどかしくて仕方ありませんでした。
その後、シーズン終盤に戦線復帰した山田選手と対戦する機会がありました。僕にはもうインコースを突く勇気はありませんでした。
今年7月、巨人の高梨雄平投手が阪神の近本光司選手に死球を与え、右肋骨を骨折させてしまう出来事がありました。
近本選手には悪いですが、僕は投げた高梨投手の気持ちが痛いほど理解できました。
ミート能力が高く、足の速い近本選手を塁に出せば、二塁打にされるようなもの。さらに甘く入れば一発長打もあるわけです。抑えるには、どうしても厳しいコースを攻めざるを得ません。
これがエース格の戸郷翔征投手だったら、そんな厳しい攻め方はしないと思うのです。高梨投手のように「左対左」を抑えることを義務づけられている存在、もしくは自分の地位を固めていかなければいけない存在こそ、強打者に対して厳しく攻めなければならないのです。できなければ自分がこの世界から消えるだけ。代わりなどいくらでもいるのです。
今年のプロ野球では、中継ぎ投手が強打者にデッドボールを当ててしまい、球場が騒然となるシーンをよく見ます。そのたびに、僕は7年前の出来事を思い出します。僕の名前がコールされただけで場内からブーイングが渦…
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