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三条タクシー SNSに不適切投稿で社長辞任 「戦略を見失ってバズることだけに目がいってしまってる」
渡辺惣太社長は朝日新聞の取材に、投稿を不適切だったと認め、責任をとって辞任する考えを明らかにした。
同社のアカウントでは、3人いる女性運転手の容姿に関する投稿が繰り返され、「レンタル彼女でもなく、観光ガイドでもなく、タクシードライバーを貸し切る」とする内容のものもあった。容姿をことさらに強調するなどした動画と画像も投稿され、ネット上では「女性差別」「ドライバーを危険にさらす」といった批判が相次いでいた。
取材に対し、渡辺社長は投稿を謝罪する一方、動画と画像については「性的に見られかねない表現だったが、そのような意図はなかった」と釈明した。一連の投稿の発覚後、SNSによる発信をすべて中止しており、今後ガイドラインの作成を進める予定という。
■コロナ禍きっかけにSNS
同社がSNSでの発信を始めたきっかけはコロナ禍だった。渡辺社長によると、駅前で待っていても乗客が1人もいない状況が続くなか、空いた時間を使って女性運転手の一人が投稿を始めたところ、注目を集めるようになり、三条市のふるさと観光大使にも選ばれた。
同社はこの運転手を貸し切り営業の専属とし、通常の料金とは別に指名料として1100円(税込み)を設定した。指名料は「国に問題ないと確認を取った」(渡辺社長)といい、現在では男性を含む他の運転手にも広げているとする。今回の投稿を受け、女性運転手は観光大使を辞任したという。
ホームページによると、同社は従業員33人。タクシーや福祉タクシーなど27台の車両を保有している。
三条タクシー(新潟県三条市)が「X(旧ツイッター)」の公式アカウントで、所属する女性運転手について「全員20代」「めちゃくちゃ可愛い」などと繰り返し投稿し、アカウントを凍結されていたことがわかった。渡