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ほうれん草のやさしい…

ほうれん草のやさしいプランター栽培

野菜のプランター栽培は、庭先や玄関先で簡単に育てる事ができ、畑で栽培するよりも手間暇もかからない経済的な方法です。ここでは、ほうれん草のプランター栽培について説明します。

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1.栽培前の準備

野菜づくりの前に、まずは日当たりの良い場所を確保しましょう。次に、プランターで育てやすい野菜の一つとして、ここではほうれん草を選びます。特にほうれん草は、収穫までは1〜2か月程で、ほうれん草は短期間で収穫できる野菜ですからプランター栽培には優しい野菜です。

プランター大きさとして長方形で野菜型のものを選び、ほうれん草の場合、深さ15〜20cmのものを選びましょう。色々なタイプがホームセンターで販売されています。

ほうれん草の植え時期は、春植えは2月下旬から5月上旬で、収獲は4月中旬以降です。秋・冬植えは9月上旬から10月下旬、収獲は10月以降になります。

発芽適温は15〜20℃で、生育適温は15〜20℃ですが、25℃以上になると発芽率が低下します。更に容器は水はけのよい穴のあいたものを使い、底に小石か、軽石を敷き詰めましょう。

2.用土(培養土)の準備

畑と違って、耕す事はできませんので、基本的には市販の野菜用の培養土を使いましょう。市販の用土(培養土)には元肥も混入されていますので、便利になっています。

ほうれん草はアルカリ土を好む野菜です。市販の培養土はどちらかというと中性になっているのが多いので、酸性土を嫌うほうれん草を植える場合は苦土石灰を少し散布し弱アルカリ土壌(PH6〜7)にしましょう。

その為に、播種の1〜2週間前に苦土石灰を混土しましょう。苦土石灰は1kg入りのものから市販されていますので、10リッター当たり10〜20gを土に混ぜましょう。

培養土は、プラッター容量に合う培養土を買って入れますが、いっぱい入れないでトップから2cm程の余裕を残して土を入れてください。これで準備完成です。

3.種を蒔く作業

ほうれん草は種からまいてください。尚、種を買うときは春蒔き用か、秋蒔き用かを見て買うようにしてください。秋蒔きは虫が付きにくく、甘みが強いので秋蒔きがお薦めです。

まき溝は、深さ1.5~2cm、幅が3cmほどの溝をつくり、底はできるだけ平らにならします。そこにタネを間隔が1~2cm程度になるようばらまきし、約1cmの覆土をして軽く土を押さえ、タップリ水をまきましょう。できれば播種する前日にプランターにたっぷり水まきをされるのが良いでしょう。

一般的に露地栽培の播き溝の条数は、畝幅60cmの場合4条(列)、90cmの場合6条(列)の筋まきで種を植えていますので、購入されたプランターの内径幅を見て1〜4列(条)播きをしてください。

但し、限られた容量の土なので、詰めすぎると、根が密集して成長が鈍り小さい物しかできませんので、ゆとりを持って列(条)を決めてください。推薦は2列(条)植えではないかと思います。

条間、即ち、列と列の間は10〜15cmにします。また、長く収獲する為に、1条づつ1週間づつ、ずらせて播種するのことで収獲を長く楽しめます。

播種後、発芽するまでは新聞紙で覆っておき、発芽が揃った頃に取り除きます。新聞紙の取り除きが遅れると、モヤシのように軟弱な苗になりますのでご注意ください。発芽が揃うまでは、毎日、こまめにのぞいて発芽状況をみてください。

4.散水(灌水)作業

潅水は、播種直後に水を十分に与えてください。その後2 ~ 3 日は散水が不要です。発芽までは乾かないように散水をしましょう。1週間ほどで発芽します。

灌水頻度は生育状態に合わせて調整しますが、午前中に散水するようにして夕方には葉が乾いている程度にしましょう。

5.追肥作業

ほうれん草の場合、2回目の間引きの後に化成肥料(NPK=8:8:8)をプランター容量10リッターあたり、10g(大さじ1杯)を土と混ぜ合わせます。追肥はやり過ぎたり、株元に与えると根が肥料焼けを起こし枯れます。

ほうれん草の場合条間に散布されて軽く土と混和されるのがよいでしょう。但し、その際、根を傷めないようにそっと土と混ぜましょう。その後は、市販の液肥を葉に散布されるのもよいかと思います。生長が早くなります。

液肥の製品として、以下に代表的なものを紹介します。

6.間引き作業

ほうれん草の場合、1回目の間引きは本葉1〜2枚の時に、株間3cm程度にします。1回目は3〜4枚目の時に、株間5〜6cmにしますが、要点としては、混み合って葉先が触れないように間引きをすればよいかと思います。

間引く場合、ハサミをつかって根元から切られる事を進めます。引き抜くと残された苗の根元が壊されますので成長が遅くなります。

7.収獲

ほうれん草は1〜2ヶ月の短期で収獲できます。目安として背丈20cmになれば収獲してください。引き抜くと残されたほうれん草の根を傷めますのでハサミで根元から切って収獲しましょう。

春蒔き栽培では品種によって、トウ立ち(花芽が咲き始める)しやすいものもありますので早めに収獲しましょう。

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間引き前ホウレンソウ

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収獲間近のホウレンソ…

収獲間近のホウレンソウ

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