貨物船と衝突で火災したパナマ船籍の石油タンカー　日本の排他的経済水域に入り、沈没した模様

中国上海の沖合で６日に貨物船と衝突して火災が発生したパナマ船籍の石油タンカーが、漂流して日本の排他的経済水域（ＥＥＺ）に入ったことが分かった。第１０管区海上保安本部（鹿児島）が１１日明らかにした。中国当局がタンカーの消火作業を続けているが鎮火していない。

　中国の交通運輸省は１１日、タンカーの船首部分で１０日に爆発があり、救助船などが一時退避したと発表した。現場は悪天候でしけがひどく、消火作業や行方不明のタンカー乗組員の捜索は難航している。

　海保によると、タンカーは１１日午前８時現在、鹿児島県・奄美大島の北西約３１０キロ付近の日本のＥＥＺ内にある。上海沖の衝突場所から南東に約２００キロの地点。

　海保は巡視船１隻と航空機１機を派遣。中国側と連絡を取り、油の流出状況などを調べている。

　タンカーは軽質原油コンデンセートを積んでいた。イラン人とバングラデシュ人の乗組員計３２人が行方不明となり、１人の遺体が収容された。

出典：上海沖で炎上のタンカー、漂流して日本ＥＥＺ内に - サッと見ニュース - 産経フォト

産経フォト

今月６日、中国の排他的経済水域で貨物船と衝突し、東シナ海を漂流していたタンカーの姿が確認できなくなりました。第十管区海上保安本部ではタンカーが沈没したとみて、１５日、調査する予定です。

第十管区海上保安本部によりますと、今月６日、奄美大島の北西５００キロの中国の排他的経済水域で、パナマ船籍のタンカー「ＳＡＮＣＨＩ」と、香港船籍の貨物船「ＣＦ　ＣＲＹＳＴＡＬ」が衝突する事故がありました。この事故によりタンカーでは火災が発生し、炎上しながら東シナ海の日本の排他的経済水域内を漂流していたため、十管の巡視船が警戒・監視を続けていました。
１４日午後５時２０分ごろ、タンカーは奄美大島の西およそ３１５キロで横倒しとなり、その後、監視していた巡視船のレーダーで船影が見えなくなりました。現場付近は煙と炎が激しく確認はできていないものの、十管ではタンカーが沈没したものとみて、１５日、航空機で調査する予定だということです。
なお、消火と救助にあたっている中国当局から十管に入った情報によりますと、タンカーに乗っていたイラン人乗組員ら３２人のうち３人の死亡が確認され、残る２９人の安否はわかっていないということです。

出典：東シナ海を漂流のタンカー　沈没か （MBC南日本放送） - Yahoo!ニュース

MBC NEWS